平成11年卒業. 肝臓内科副部長. 日本内科学会総合内科専門医 ... 各ステージに応じた適切な診断・治療を肝胆膵キャンサーボードを通じて、内科外科で討論し、提供しています。 前橋赤十字病院 消化器内科は、外科とともに消化器病センターを形成し、互いに連動しながらあらゆる消化器系の救急、重症、難治疾患に対し当院で自己完結できる体制を整えています。 ã³ã°ã«ãã«ã¼ã³ERCP33 ä»¶ãEUSã268ä»¶ã¨å¤æ°ã®æ¤æ»ãè¡ã£ã¦ãã¾ãã 岡山赤十字病院肝臓内科 小橋 春彦,歳森 淳一,加藤 薫 (2020年6月更新) 目次. 消化器疾患(消化管、肝、胆、膵)、血液疾患、糖尿病、腎臓病、膠原病など広い範囲におよぶ内科疾患に対し専門的な対応をしています。また、近年は高齢化が進み一人の患者さんに複数の病気が合併することがむしろ普通になっています。 このような理由から各専門家がそれぞれ協力して、統合的に診療する必要がでてきています。 当院内科では、循環器内科もふくめての協力体制をとっています。 ひとりひとりの方に適した診療を心掛けております
肝臓内科疾患情報 . 月・木.
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医 日本消化器病学会専門医・指導医・東海支部評議委員 日本肝臓病学会専門医・指導医 日本感染症学会専門医・指導医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 日本超音波医学会中部地方会運営委員 専門領域 日本肝臓学会認定専門医. 内科 中村進一郎,肝臓がんの内科治療,がん市民講座,2018/ 1 /15 姫路赤十字病院: 内科 奥新浩晃,めざせ100歳!肝臓専門医が教える肝臓の病気と最新治療,平成29年度中播磨地 域肝炎対策研修会,2018/ 2 / 3 姫路市医師会館(姫路市) C型肝炎ウイルスにはいくつかに細分化され、わが国では7割の方はセログループ1型(ゲノタイプ1b)、3割の方がセロタイプ2(ゲノタイプ2a、2b)です。セログループ(ゲノタイプ)は抗ウイルス療法の選択に際して重要な指標となります。慢性肝炎の活動性が軽度の場合は線維化の進行は緩徐で、活動性が高度の場合線維化の進行は急速です。C型慢性肝炎は一般にB型慢性肝炎に比して活動性は軽度であり、それを反映してC型慢性肝炎はB型慢性肝炎に比して肝硬変への進行は緩徐です。しかしF1-2期に比してF3期は活動性が高くなり、線維化の進行速度が速くなる傾向があります。一方、核酸アナログ製剤は経口投与が可能で副作用が少なく、血中HBV DNAの低下とALT正常化が高率に得られ、肝線維化の改善、肝予備能の改善や肝発癌抑制効果が得られます。肝硬変例、肝細胞癌治療後症例に対しても肝予備能改善効果を示します。その反面、一旦投与を開始すると終了することが困難で長期投与を必要とします。長期投与により薬剤耐性変異ウイルスの出現が問題となりますが、エンテカビル(ETV)およびテノホビル(TDF、TAF)は抗ウイルス効果が高く初回投与であれば耐性化率が低いため、現在核酸アナログ未治療例に対する第一選択として推奨されています。C型慢性肝炎治療の目標は血中HCV RNAの消失、その結果として肝硬変への進行および肝細胞癌発生を抑制し、長期予後を改善することです。近年、新しい抗ウイルス療法が次々と実用化され、現在では経口直接作用型抗ウイルス薬(DAA)併用によるインターフェロン(IFN)フリー療法が主流となっています。IFNフリーDAA併用療法は治療効果が高く副作用も比較的少ないので、高齢患者さんや肝硬変の方も治療することができ、早期に治療を導入することが推奨されています。C型肝炎のスクリーニングとして、第一にHCV抗体を測定します。HCV抗体が陽性であれば血中HCV RNA量を測定(リアルタイムPCR法)で測定し、これが陽性であればHCV感染ありと診断されます。同時に血液肝機能検査(AST ALT など)、血球検査、腹部超音波検査を行います。リアルタイムPCR法ではHCV RNAの有無とウイルス量の結果を同時に知ることができます。参考) 小橋春彦、高木章乃夫、白鳥康史:C型慢性肝炎の自然経過。最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 27 ウイルス性肝炎 p177-183、最新医学社、東京、2005.急性肝炎,慢性B型肝炎・C型肝炎,肝硬変,肝癌,脂肪肝,自己免疫性肝炎,原発性胆汁性肝硬変など,肝疾患全般にわたり診断と治療を行っています。B型慢性肝炎(肝硬変を含む)の治療法選択の基準として日本肝臓学会B型肝炎治療ガイドライン(第3.1版 2019年)が発表されています。それによれば慢性肝炎の治療対象はHBe抗原の陽性/陰性にかかわらずALT 31 U/L以上かつHBV-DNA 2、000 IU/ml (3.3LogIU/ml)以上で、初回治療ではHBe抗原、ゲノタイプにかかわらず原則Peg-IFNを第一に検討することが推奨されています。ただしPeg-IFN不適応症例、線維化が進行し肝硬変に至っている可能性が高い症例などでは初回から核酸アナログによる治療を行うとされています。一方、肝硬変の症例ではHBV DNA陽性なら代償性・非代償性、HBV DNA、ALT値を問わず全てが治療適応となり、初回から核酸アナログ(ETV、TDF、TAF)の長期継続治療が推奨されています。B型肝炎では 慢性肝炎、代償性肝硬変、非代償性肝硬変からの年間発癌率はそれぞれ<1%、2-3%、7-8%と報告されています。B型肝炎からの発癌リスクとして血中HBVDNA量高値、肝硬変、高齢、男性などが関与することが知られています。一方、肝機能が正常なB型肝炎ウイルス無症候性キャリアからも少数ではあるが肝細胞癌の発生が見られ、注意が必要です。なお 日本肝臓学会肝癌診療ガイドライン2017年版に肝細胞癌のサーベイランス・診断アルゴリズムが示されており、参考になります。当院は岡山県肝炎二次専門医療機関に認定されています。抗ウイルス療法(インターフェロン,核酸アナログ製剤)に対する肝炎医療費助成制度申請時の診断書作成も可能です。(参考:日本肝臓学会編。「慢性肝炎の治療ガイド2008」 文光堂(2007年)、小橋春彦:「B型肝炎の最新の診断と治療」.