2017/09/13 2017/11/06. 菊池 隼人 問診がなぜ理学療法の授業にないのか? これは深刻な問題。「問診」という非常にシンプルで重要な理学療法評価。 学校の授業になく臨床に出てから成り行きに任せて覚えていく… どれだけ「問診」という評価が大切か…もし私が1番重要な評価は何か? 大学卒業後8年目医師です。プライベートで... 訪問看護師の橘ゆみです。国立病院附属看護... 高木雪絵 理学療法士がリハビリをする時、まず初めにする問診。とても重要な評価ですが 難しい項目でもあります。臨床のptも頭を悩ませている問診について、現役理学療法士が解説します。 このnoteを読んでいただいているということはあなたは問診について何らかの悩みがあるのではないかと思います。 結論から言うとこのnoteを読んで購入して頂ければあなたの問診技術は向上します。 私の経験上「問診」は非常に大事な評価の1ついや1番重要だ! 整形外科クリニックや介護保険施設、訪問リ... 皆さん、こんにちは。理学療法士の奥村と申...
Copyright ©2020 bariosu3 All Rights Reserved. 痛みの領域によっては患者さんが訴える痛みをよくよく細かく聞くことで、治療法の選択や理学療法の方向性が明確になってきます。 慢性疼痛は機能性障害ですので病気と関連付けず痛みそれ自体の構造を理解したいです。本日は、『痛みの構造化問診』と呼ばれる分析方法とその応用につい� ゲストさんは、対象セミナーに無料で参加できるチケットを0枚所有しています。痛みの治そうとしないのは慢性疼痛リハの基本ですが、痛みを細かく評価しないということを意味してはいません。複雑な痛みは枠組みを用いて構造化すると特徴が見えてきます。本日は痛みの構造化問診について書いてみます。Buenos noces!terapeuta!(スペイン語でこんばんは療法士のみなさん)、週の真ん中水曜日の江原です。慢性疼痛領域ではリハvビリにおいて、痛みそのものを治そうとすることは推奨されません。それは痛みへの直接的アプローチ(治療したりマッサージしたり)して改善することが少ないことが理由ですが、『慢性疼痛に深くのめりこむとうまくいかない』と誤解しやすいです。痛みの領域によっては患者さんが訴える痛みをよくよく細かく聞くことで、治療法の選択や理学療法の方向性が明確になってきます。慢性疼痛は機能性障害ですので病気と関連付けず痛みそれ自体の構造を理解したいです。本日は、『痛みの構造化問診』と呼ばれる分析方法とその応用について話を進めていきます。慢性疼痛は機能的障害であるため、そもそも患者の訴えを丁寧に聴取してその原因を診る必要があります。特に非器質的疼痛の場合は画像上変性が見つかったとしても、痛みが起きている部分に何も原因がないことがほとんどです(筋の圧痛はある時もあります)。訴えに耳を傾け、情報を集めて整理することが病態を理解するのに役立ちます。しかしその方法に順序や枠組みを作らないと(非構造化)、聴取に専門的知識と十分な経験と多くの評価時間を要し難しくなります。初診で痛みの訴えを聞いていると理学療法1単位はあっという間、30~40分くらい話される方もいます。またそれを気にしてかこれまでの病歴をまとめたノートや紙切れを渡してくる患者さんもいます。慢性疼痛の分類の1つである、『口腔顔面痛』領域では運動器、顎関節、歯科、心理社会的要因と非常に多くの診療科が関わる痛みの領域ですので医師の鑑別の作業が必然的に多くなります。私の経験では、医師→理学療法士と診断を経てリハビリにいらっしゃる患者は除外診断が済んでいるので、主訴の口腔顔面痛が運動器の問題や非特異的疼痛であると絞って対応することが可能ですが、それでも系統だった情報収集には痛みの問診を構造化し理解することが重要だと感じています。痛みの問診を系統だったものに統一します。これを構造化といいます。日本ではアメリカ口腔顔面痛学会ガイドラインを応用した和嶋浩一先生の方法があります。構造化の各項目には確定診断につながる痛みの構造を把握する目的があります。また動きで痛みが増強するかどうも重要であり、安静時から動き出しても痛みが同じままなのか、動いた方が増強するのかも見極めるポイントになります。増悪因子は心理社会的要因が濃厚な慢性疼痛や、慢性頭痛の見極めにおいて大きな影響があります。緩解因子では「寝ていれば痛みが治る腰痛」は典型的なパターンであり、運動器疼痛か慢性疼痛かを分ける視点になります。システマティックに聴取した情報は確定診断や、リハビリテーションの方向付けの一助となります。理学療法士個人やリハビリ科で共通したものを作っておくと、カンファレンスでの共通言語となり、議論も進みやすいと考えます。次回は実際の症例の問診場面を用いて、痛みの構造化問診をどのように用いるかを説明したいと思います。それでは今週はここまで、Adios!(スペイン語でさようなら)痛み系理学療法士あるある。身体構造の破綻が痛みの原因のすべてではない。特に運動器、骨折や靭帯損傷が急性期を過ぎれば痛みが無いことが多い。慢性痛では痛みがある部位に構造的破綻がたまたまあることが多く誤認される傾向にある。 【目次】認定理学療法士(運動器)。千葉大学法経学部、専門学校社会医学技術学院卒。整形外科クリニックを経て、NTT東日本関東病院にて慢性疼痛のリハビリテーションに従事。現、西鶴間メディカルクリニックリハビリテーション科部長。痛み関連学会での発表、シンポジスト、論文・書籍執筆経験あり。痛みの社会問題解決のため、NPO法人ペイン・ヘルスケア・ネットワーク設立。同法人代表理事。専門領域:慢性疼痛リハビリテーションなど。 成田 亜希子 〈スポンサーリンク〉患者さんのリハビリをする時、必ず最初に問診をすると思います。この問診、実は海外の治療家などは、平気で30分以上問診をします。 リハビリにおいて、とても重要な問診ですが、そんなに何を聞いていいかわからないですよね。そこでこの記事では、個人的な〈スポンサーリンク〉目次問診の主な目的は、基本的には、その人の問題を解決するためのヒントを、より多く集めていくことになります。もちろん 問診はとても重要な評価ですし、全体像を把握するツールとして有用です。患者及びその問題点を理解し、治療を成功に導くために、セラピストは関与すると思われる身体組織や関連した病理学を含む身体の診断学的な可能性について考慮するだけではなく、これらの問題点が患者の生活に与える影響や、患者とそれを取り囲む他者が問題点とその治療について理解しているかなど、このように、個人的に良いと思っている本にも、全体像を把握することの必要性が書いてあります。学生発表でのレジュメに「全体像」という欄があることがほとんどですが、「コミュニケーションは良好でPTSの評価にも協力的である。」って書いてあるのが大多数な気がします。これはちょっと違う気がするというか、 例えば、「という書き方がイメージ湧きやすいのでは? レジメにおける全体像はスペースの問題もあるかもしれませんが、かなり端的にでも と悩む学生さんも多いはず。 カルテ情報やDr.所見・画像所見などから、事前にある程度の項目は決まるかもしれませんが、後はやりながら考えて質問していくのが実際だと思います。学生さんは難しく感じるかもしれませんが、実際の臨床でもそうです。例として、私的に臨床で聞く項目をいくつか挙げてみます。まず大切なのは、これを捉えないとはじまりません。 高いところに手がとどかない趣味のゴルフができない患者さんの目的によって、初めに目指すべき目標が変わってきます。 どこが損傷したのかなどを想像するために、その情報から想像したことをもとに考えると、より詳細に評価するための項目が浮かんできます。 さらには全身的な健康状態や服薬等を確認しておくことで、別の問題(例えば糖尿病)による症状も混在している可能性の検討ができます。リスクの考慮等にも活かせると思います。 また、他の病院や他の治療院を受診した経験がある人もいると思います。そういった場合はそこでされた説明や受けた治療なども聞いておくべきだと思います。なぜなら、また、受けた治療で良かったもの、悪かったものを聞くと仮説をたてるヒントになりますし、例えば、牽引治療して悪くなったと思っている人に牽引治療を施行して良い反応を引き出すのはハードルが高いです。 また、可能な範囲でその人の健康状態に関連するかもしれない因子を探っていきます。場合によっては家事や仕事、介護といったものが身体的・精神的なストレスとなっているかもしれませんし、セラピストとして介入の余地があるかもしれません。(動作・環境設定の工夫などの提案、介護サービスなどの紹介、傾聴など)基本的な問診内容は、把握できましたか?ここからは、さらに詳しく正しい情報を手にいれるため、大まかに4つだけ紹介。 まず気をつけたいことは、自分の仮説にフィットするように誘導して質問すると正確な情報が得られない可能性や強引なアセスメントになってしまう場合があります。学生さんには少し酷かもしれませんが、知らず知らずのうちに論文等で見た例などに当てはめてしまう、といったことはよく起こり得ることです。論文等を参考にするのは良いことだと思いますが、バイアスのかかった評価になってしまったり視野が狭まりすぎたりと、リーズニングエラーの原因となることもあります。あくまで素の情報を得るように心がけ、 質問するときに、YesかNOで答えるように聞くClosed questionも使いますが、また、リハビリテーションは患者とセラピストの協同作業なので患者が受け身になるような一方通行にならないようにするためにも良いでしょう。 臨床に出てからも忘れてしまいがちですが、できるだけ具体的に聞いて、表現を誤認しないようにする努力も必要です。また、問診や検査等の評価時には、患者の一挙手一投足に目を配り、表情や仕草からも情報を拾うようにしましょう。もちろん、表情や言葉使いだけで判断はできないので、詳細な評価で整合性をとることは必要です。卓越したセラピストは問診の情報や症状および現象に対して考えられる量が圧倒的に違います。あとはそれを絞っていくために、詳細な評価や試験的な治療へと進めていくのが、臨床での個人的な組み立てです。実習中の学生さんは知識量が足りないのはもちろんだと思いますが、仮に実習期間中に知識をそれほど増やせなくても、何の知識を増やしていく必要があるのかといった方向性が見えてくれば素晴らしい成果だと思います。 問診は、評価する上での先発投手のようなもの。とにかく考えながら評価を進める。初めは難しいかもしれませんが、根気強く挑戦しましょう。 *問診を学んだあとは、検査項目決めをマスター!〈スポンサーリンク〉このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。次の記事