生物のバイオームの分野は暗記量が多く、正確に覚えてないと得点できない問題も多いです。そんなバイオームのややこしいグラフの問題まで簡単に解ける覚え方を解説しました。 硬葉樹林はオリーブ・コルクがし・月桂樹など照葉樹以上に乾燥に強い樹で構成される。地中海沿岸では,夏に雨が少なく,乾燥がきびしい。米国南西海岸地域でも硬葉樹林が見られるが,たび重なる野火が原因と考えられる。
目次 バイオームとは? バイオームを決定するもの バイオームの種類 森林 草原 荒原 まとめ バイオームとは? バイオームとは、ある地域に生息する全ての生物の集団(まとまり)のことをいう。 バイーム=植物+動物と考えても良いだろう。 目次 バイオームの図の大前提バイオームの図の見方とは?森林のバイオーム硬葉樹林はリゾートのイメージ水平分布垂直分布予想問題 バイオームの図の大前提 見方その①です。まずこの「バイオーム」と呼ばれる図は、全体の右下に位置しており、左上には何も存在していません。 image by iStockphotoまた、大規模な照葉樹林としては、宮崎県にある九州を訪れた際には、ぜひ足を延ばしたいスポットだな。では、照葉樹林にはどんな植物や動物が分布しているのだろうか?植物の種類でまず覚えていただきたいのは、シイのなかま…シイ属はブナ科に属するグループで、日本にはカシのなかまも同じくブナ科。西日本平野部でよくみられるシイ類やカシ類の付ける果実は、いわゆるドングリです。知らず知らずのうちに、皆さんもこれらの樹木のドングリを手にしているかもしれませんね。他には、草本植物の特徴もおぼえておきましょう。照葉樹林は常緑の樹種が優占しているため、一年中林床に光が届きにくい環境です。そのため、少ない日の光でも成長することができる種子植物やシダ植物、コケ植物などが多く出現します。低木になるものでは、image by iStockphoto動物では、日本以外では、どんなところに照葉樹林がみられるのでしょうか?世界で主に照葉樹林が分布しているのは、東アジア。中国や台湾などの照葉樹林でも、やはりシイ類やカシ類が多く見られます。同じバイオームのタイプなのですから、似たような植物がみられるんですね。理科を愛してやまないライター兼講師。学校や塾で生物の面白さ、化学の楽しさを伝えるために奮闘してきました。子どもはもちろんのこと、大人にも科学の魅力を発信中。おすすめの記事Related Posts
こんにちは、笹木です。今回は覚えにくい生物のバイオームの覚え方について。生物のバイオームというと、僕はかなり苦戦した記憶を思い出します。熱帯多雨林とかサバンナとか硬葉樹林とか…いったいいくつあるんだ・・・と投げ出したくなっていました。特にバイオームの分布グラフの位置は難関でした。まだ直線的なグラフだったらいいけど、境界線がぐにゃぐにゃとしてると、もうどこがなんなのかわかったもんじゃない。にも関わらずグラフや細かい特徴まで覚えておかないと解けない問題がよくでてくるのも生物のバイオームの分野の嫌なところ。今回はそんな一見ややこしい生物のバイオーム分野を、簡単に攻略できる覚え方を解説していきます。目次バイオームって名前はもちろん、分類やグラフについてなど、たくさんのことを覚えなければいけない。でも、ここで覚えておいてほしいのは、「すべて覚えなければいけない」という意識を捨てること。もちろん、最終的にはすべて覚える必要があるし、なんとなく覚えておけばいいよ、という意味ではないです。というのも、人の脳は「完全に知らないもの」を覚えられないようにできています。例えば、特に興味もない分野な上に、専門の学者しかわからないような論文を読まされたところで、内容なんか頭に入るわけがありませんよね。どんな分野でも、初めて学ぶときってめちゃくちゃハードルが高く感じますよね。でも、だんだん知識がついてくると、最初ほど苦ではなくなる、という経験のある人も多いかと思います。僕の場合、化学の分野なんかがまさにそうでした。最初は「これ勉強するのって絶対無理!!」と思っていましたが1つずつ必要なことを覚えていくと、だんだん嫌じゃなくなってきたんですね。こんな風に、ある程度その分野に関する知識があってはじめて「なるほど」と理解できることって意外と多い。これは生物のバイオームでも一緒で、最初は「何が何だか…こんなに覚えるの無理」と思うかもしれない。でもそう思うことで、脳にブレーキがかけられ、覚えられることも覚えられなくなってしまいます。だから、いきなりバイオームの分布を示したグラフを覚えろと言われても「何が何だかよくわからない!」となるは当然。完璧主義にならずに、まずは「知ってる歯にを広げていく」という意識で勉強を進めることが大事です。その第1ステップとしてまずやってみてほしいのが、「どんな分類があるのか」だけを覚えること。一見遠回りに見えるかもしれないけど、記憶というのは知識と知識を結びつけていくことでより深く定着します。やみくもに覚えても挫折してしまうのが一番もったいないです。バイオームには、次のように、11個の分類があります。・熱帯多雨林多い。。最終的にはこの11種類の分類をグラフと対応させて覚えなければいけないわけだけど、そんなに身構える必要はあにです。まずは、重要な5つを語呂で覚えましょう。・熱帯、亜熱帯雨林これが、グラフで言うと、降水量と温度が最も高い右端から、左隣に覚えていくイメージです。まずはこの5つだけ覚えちゃいましょう。残りも語呂で覚えてもいいけど、その時に大事なコツは「全部で11個ある!!」と考えること。「えーと熱帯雨林、亜熱帯雨林、照葉樹林、夏緑樹林、針葉樹林、硬葉樹林、今6個言ったからあと5個は・・・」と、”11個ある”ということを意識して思い出します。11個というように数が決まっている方が、脳は思い出しやすい性質があります。このようにまとまりで覚えるテクニックを、脳科学では「チャンク化」と呼ばれています。思い出す段階で11個と決めることで、思い出す確率がグンと上がるんですね。例えば、僕が金属の性質を覚えるとしても、なんとなく覚えるのではなく、まず「金属の性質って3つあったなー」と意識するだけで、金属光沢、電気・熱伝導性、展性・延性と思い出しやすくなります。3つだと、この方法を使わずとも思い出せるという人も多いと思いますが、暗記量が増えてくると、「いくつあったか」は思い出すちょっとしたトリガーとなります。バイオームや生物に限らず色んな分野でこの覚え方は利用できるので、なかなか覚えられないときは、この数字でまとめる方法も使ってみて下さい。 何かと暗記の勉強ではよく使われる、「語呂合わせ」。代表的なのは元素の周期表で使われる「すいへーりーべーぼくのふね・・・」は有名ですよね。水素やヘリウムの頭を繋げてリズムよく歌います。実際、この語呂合わせは誰もが知っている方法でありながら、強力な覚え方です。単純な言葉、用語の暗記には有効で、生物の単語やバイオームの覚え方にも使えます。例えば、亜熱帯雨林だったら、語呂の覚え方は、熱帯や亜熱帯というぐらいだから、日本だと南九州から沖縄まで暖かくてもう、名前からして暖かいところというイメージはしやすいと思います。暖かいところは植物も良く育つので種類も豊富。「照葉樹林」だったら、語呂の覚え方は、九州から東北まで日本のバイオームはかなりの部分がこの照葉樹林なので、「夏緑樹林」だったら、語呂の覚え方はこちらは、東北から北海道という範囲のバイオーム。北海道にある針葉樹林の語呂の覚え方は、北海道にいるトドが、自分も「白いコメから食いてえぞ」って人間に訴えてるイメージ笑どれも、頭文字をつなげて作っている語呂合わせで覚える方法です。語呂のポイントはバカバカしいと思うくらいなイメージで覚えること。無難なイメージでは記憶に残らないからです。ここで紹介したのは、一例で、インターネットで調べれば、バイオームの語呂合わせは他にも紹介されています。しっくりこなければ、自分で作ってみても覚えやすくてよいと思います。ちなみに、 バイオームにはどのような分類があるか、それぞれ具体的にどんな植物があるのかを抑えられたら、それぞれの特徴を覚えていきます。このときの覚え方は、雨緑樹林なら「針葉樹林なら、「というように、「なぜそうなっているのか?」という理屈を理解した覚え方だと忘れにくい記憶になります。理屈がわからないと、勉強もつまらないし記憶にも残りにくい。各分類で「なぜ?」と理由を考えるようにしましょう。 グラフはちょっと難しいイメージを持たれがちだけど、分類と特徴を正確に抑えていれば、楽に解けます。というのも、覚えてきたことをそのままグラフに乗せていけば、バイオームの分布グラフは作れるからです。グラフの年平均気温(横軸)年降水量(縦軸)と、さっき勉強した内容を照らし合わせながらどこがどの分類なのかを見極めます。「ここは年降水量が一番高くて、なおかつ年平均気温も一番高く示されているから熱帯多雨林だ!」と繋がりを見つけていく感じです。他も同様にどんどん繋げていきましょう。・バイオームは語呂合わせで覚えるのも有効・まず”森林の分類には11個ある”と意識してそこだけ覚える・11個それぞれの特徴を、理屈をつけて覚えていく・バイオームの分類と特徴をグラフと照らし合わせて、理由をつけてあてはめていく植物の名前など、理屈のないものに関しては語呂合わせが有効だし、バイオームの分類や特徴など理屈のあるものは理解して覚えていくのが効果的です。グラフの問題が苦手に感じる人もいるかもしれないけど、また、今回バイオームの語呂あわせや覚え方を紹介しましたが、より効率よく覚える方法としては記憶術がおすすめです。僕は今では記憶術を活用することで勉強や仕事などかなり効率化できていますが、以前は記憶力が悪く暗記が大嫌いでした。その頃を思うと、もっと前から知っていたら…と思います。僕が記憶術を始めたきっかけなどはこちらに書いているのでよかったら読んでみて下さい!生物の中でもバイオームは覚えることが多くて大変だと感じていた人もいるかもしれないけど、今回の内容を見て「なんだ、難しくないんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。利用できそうだと思った方法は是非実践してもらって、バイオームは生物の得意分野にしちゃってください! 勉強嫌いで、何をやっても上手くいかない、よければ、クリックして頂けると嬉しいです↓↓励みになります!!学生時代から勉強が苦手、仕事も失敗ばかりでコンプレックスの塊の人生でしたが、例えば、落ちこぼれだった僕がどうやって記憶術をマスターし、人生を変えることが出来たのか?詳しく知りたい方は ©Copyright2020
eテレ 毎週 火曜日 午後2:40〜3:00 ※この番組は、前年度の再放送です。 Bv§ìEì^NHK (Japan Broadcasting Corp.) ±Ìy[WÉfÚ̶ÍEÊ^¨æÑ 照葉樹林 西日本のバイオ―ムとして有名な「照葉樹林」は、雨が多い暖温帯で発達するバイオームです。 葉の表面のクチクラ層が発達し、葉が太陽の光を反射しキラキラと輝くことから、照葉樹林という名称がつけられています。 高校講座home >> 生物基礎 >> 第34回 日本のバイオーム; 生物基礎. ある地域に生息する植物や動物のまとまり。 背の高いつる植物や着生植物が生育している。 雨季に成長、乾季に落葉し、水分の損失を防ぐ。 クチクラ層の発達した葉を持ち、水分の蒸発を防ぐ。 小さく硬い葉を持ち、高温・乾燥の夏に耐える。 夏季に葉をつけ、寒さの厳しい冬季に落葉する。 低温・乾燥のため、葉を小さくして耐える。 乾季のある熱帯に成立する。草本のほかに、 乾燥した温帯に成立する。草本が主で、大木はない。 雨量が極めて少なく、 極端に寒い寒帯に成立し、 日本では、降水量が十分にあるため、森林が極相となる。 気温の変化にしたがって、南から 気温の変化にしたがって、山のふもと(丘陵帯)から 標高が上がると、気温が低下するため、亜高山帯の上限より上の標高では、高木の森林は発達できない。本州中部では 温暖な環境では、高い位置に休眠芽を形成できる寒冷な環境では、温度変化の小さい地中に休眠芽を形成する砂漠では、 硬葉樹林はオリーブ・コルクがし・月桂樹など照葉樹以上に乾燥に強い樹で構成される。地中海沿岸では,夏に雨が少なく,乾燥がきびしい。米国南西海岸地域でも硬葉樹林が見られるが,たび重なる野火が原因と考えられる。