SPONSORED Lightning / 編集者めぐミルク今の若者には「モヘアって何?」と言われてしまう、オジサマ世代なら「懐かしいなぁ」と感じる、それがモヘアニット。だが、今シーズン、注目度上昇、復権中である。「ジェラード」が今シーズン発表した新作モヘアは、毛足が長くて上質感と抜け感を併せもつ1枚。かつて、伝説のロックバンド「ニルヴァーナ」のボーカル兼ギタリストであるカート・コバーンが、モヘアカーディガンにダメージデニムというスタイルで、グランジファッションを確立させた……。今、あの時代のリバイバルブームがやってきているのだ。近年、世間では太リブのニットが注目を集めていたけれど、あえて逆張りのモヘアニットを提案するのが人気アパレルブランド「ジェラード」。現在、モヘアは巷でも注目を集めているアイテムで、肩肘張らない力の抜けた印象が◎。アメリカンカジュアルにもピッタリで、素材もウールよりも上質で柔らかい印象を受ける。しかし、その“ゆるふわ感”を女性的と捉え、敬遠する人もいるかもしれないが、ちょっと昔を思い出して欲しい。ピストルズに憧れたかつてのパンクキッズも、ニルヴァーナに傾倒したグランジロッカーたちもみんなモヘアを着ていたのだ。そもそも現在のリバイバルブームの中心は’90年代。まさにグランジファッションが台頭した時代でもある。代表的なグランジスタイルといえば、やはりカート・コバーンは外せないだろう。モヘアカーディガンにダメージデニム、そしてスニーカー。コーディネイトは懐かしさを感じるが、アイテムだけで見ると決して古臭さは感じない。JELADO “BASIC COLLECTION” Cobainのモデル名の通りカート・コバーンが着用していたモヘアカーディガンがモチーフとなっているプロダクツ。希少なアンゴラ山羊の毛を原料としており、一般的なキッドモヘアよりさらに細かい繊維の原毛で編みたてたという超贅沢な逸品。そのため肌当たりも少なく、Tシャツの上から着てもチクチクしない着心地が特徴。カラバリは迷彩を連想させる配色のアーガイル柄と、コバーンも愛していたであろうグリーンも展開している。「飾らないスタイルがカッコいい」というアメリカンカジュアルの根底にあるモノに久々に気付かせてくれるアイテムは、意外にもジェラードのモヘアニットなのかもしれない。(出典/「SHARE[ 関連記事 ]2020.02.212020.02.202020.02.242020.02.042020.01.252020.01.21Lightning / 編集者編集部のマドンナ。会社イチのミニマムボディでありながら、その笑い声は会社中にとどろくパワフル女子。文具、カメラの専門誌、旅雑誌などを経て、現在はハンバーガー担当。キャプション書きが異様に早い。ニックネームは某牛乳から
2019.12.03No more pages to load コンバースのジャックパーセル、モヘアニットのカーディガン、ボロボロのダメージデニムにチェックシャツ…。ピンと来た方はなかなかに鋭いかもしれません。 そう、今あの 最近では三代目j soul brothersのボーカル登坂広臣さんが自身のファッションで取り入れており、アツい注目を浴びています。 今回は、そんなグランジファッション特集です! そもそもグランジファッションとは、 そんなグランジムーブメントの中でも、当時の若者の間でカリスマ的な人気を博していたバンド・ A post shared by ヘヴィなギターリフと独特のしゃがれ声でシャウトする反骨精神溢れる音楽性、そしてぶれないアティテュードで、絶大な人気を誇ったカート・コバーンですが、 1991年にリリースしたアルバム「ネヴァーマインド」の商業的成功と自身の目指す音楽性との葛藤の中、1994年4月8日、シアトルの自宅にてショットガンで頭部を撃ち抜いて自殺します。 奇しくも享年27歳という年齢は、ジミ・ヘンドリックスやブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソンなど数々のロックレジェンドが亡くなった歳でした。このことが彼のカリスマ性を更に強め、今日までのカルト的な人気にも繋がっています。 そんなグランジファッションですが、先の三代目j soul brothersの登坂広臣さんを筆頭に、 最近では2016ssとしてグランジに影響を受けたコレクションを発表したイヴ・サンローランの存在もあり、再び注目を浴びています。 ここでは、定番のアイテムやスタイルと共に、グランジを取り入れるコーディネート術を学びましょう。 グランジファッションを語る際に絶対に欠かせないのが、チェックシャツとダメージデニム。定番アイテムなだけに、グランジファッションぽく魅せるには少しコツがあるので、イメージを掴んでみて下さい。 現代っぽく着るならば、断然細身がベターです。チェック柄はダークチェックを選ぶと、モダンかつグランジっぽい着こなしになります。 ロングチェックシャツをチョイスすれば、よりトレンド感のあるコーディネートに。 シャツではなく、ガウンをチョイスするというのも1つの手です。ブリムハットとのMIXスタイルも流行の合わせ方。コンバースの黒のジャックパーセルも、カートが愛用したアイテム◎ とはいえ、チェックシャツ自体が苦手という方は、腰巻でさりげなく合わせてみては。後程触れますが、ごちゃごちゃしたレイヤードもグランジらしいスタイルです。 カートがよく愛用していた赤の太目のボーダーニット、そしてモヘアニットのアイテムはグランジファッションの代名詞的存在になっています。 あえてショート丈のライダースジャケットと合わせるのがモダンな着こなし。イブサンローランのコレクションでも見受けられたスタイルです。ブリムハットも今っぽい。 もちろんモノトーンも◎ ニット自体にダメージがあるというのも、かなりグランジファッションぽいポイントですね。 近年グランジに影響を受けたブランドの一つであるLad Musicianのコレクションでも、ボーダーニットは健在でした。モヘアニット素材もMIXして、モダンかつ王道のグランジアイテムです。 「そんな合わせ方する?!」という大胆なレイヤードもグランジスタイルの一つです。中でもNYの写真家ジェシー・フローマンが撮ったこのショットはあまりにも有名。多くのフォロワーを生み出しています。 先述したLad Musicianのコレクションでも、厚手のニットをアウターの上に羽織ったり、ロングトップスの上にショートアウターを着るといった大胆なレイヤードスタイルを取り入れています。写真は2013awから。 取り入れるなら、ロング丈インナー×ショート丈アウターという組み合わせが一番コーディネートしやすいかもしれません。同じくグランジファッションのアイコンであるチェックシャツを合わせて。 アイテムではなく、あえてシルエットやスタイルだけで取り入れるのも上級者っぽくて◎ 最近雑誌などでも目にするロングTシャツをインナーから見せる着こなしやエプロンスカートを使った上のような特殊なレイヤードもグランジの流れを組むものです。 最後に、関係の深いブランドをいくつか挙げておくので、グランジファッションを取り入れたいという方は、ぜひお買い物の参考にしてみてください。 言わずと知れたハイファッション界のトップブランド。2012年、元ディオール・オムのデザイナーであるエディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターを務めるようになって以来、グランジファッションに影響を受けた音を感じさせるコレクションを発表し続けています。 デザイナーの古谷完によるドメスティックブランドです。「Grunge for luxury」というコンセプトが指し示す通り、王道のグランジスタイルを提案し続けています。 こちらも熱狂的なファンの多いドメスティックブランド。デザイナーの黒田雄一は創業以来、「音楽と洋服の融合」をコンセプトとしており、毎回コレクションでは音楽をテーマに展開。2013awからは、モダン/モードにアップデートされたグランジスタイルを取り入れています。 デザイナーの高橋盾と一之瀬弘法が立ち上げたドメスティックのブランド。パンクに影響を受けていると本人達も語っている通り、こちらもどことなく音楽を感じさせるデザインのアイテム多いことも特徴的。 いかがでしたか?この秋の一台トレンドになりそうなグランジファッション。歴史や背景もしっかり押さえて、取り入れてみては。