打ち上げという言葉は、花火やロケットのような、噴射や爆発、打って高く上げることを意味します。飲み会や宴会とは全く違う意味を持つ打ち上げという言葉ですが、ではなぜそのような意味を持つ言葉が、飲み会や宴会に使われるようになったのでしょうか。
「打ち上げ」の意味 「打ち上げ」 の意味は以下の4つです。 1つ目は、 「打ち揚げ」 とも書き、ロケットや衛星など大型のものを空に発射することを言います。 2つ目は 「イベントやプロジェクトなどが終った後に、スタッフの功労をねぎらう為に開く飲食を伴う集まりのこと」 を言います。 「慰労会」という言葉は、社会人なら何度か見聞きや参加したことがあるのではないでしょうか。しかしいざ主催する側になると、案内や挨拶に戸惑ってしまうものです。この記事では「慰労会」の意味と類語のほか、案内の例文と幹事の挨拶なども紹介しており、いざというときに活用していただける内容となっています。目次「慰労会(いろうかい)」とは、慰労を行うための会合です。「慰労」という熟語に用いられている文字の一つである「慰」には、「なぐさめる」「悲しみや苦しみなどをいたわる」という意味があります。もう一つの「労」には、「つとめ」「苦労」という意味があり、両者があわさって相手の働きや苦労をねぎらいなぐさめるという意味の「慰労」という語句を構成しているのです。「慰労会」は、功労者の労をねぎらうためのものです。大きなプロジェクトや業務が無事終了したときに、その成果に至るまでに関係者が費やした労力や苦労をねぎらい、いたわるという趣旨で行われます。「慰労会」が設けられる機会としては、以下のようなものがあります。「慰労会」では酒席が設けられるケースもあるためか、「打ち上げ」と混同されることが多いようです。しかし、「慰労会」と「打ち上げ」には明確な違いがあります。「慰労会」の主旨は、何らかの成果や業績などに対して汗を流した人の苦労をねぎらうというものであるため、慰労させる側と慰労する側という線引きがはっきりとしているのです。一方の「打ち上げ」にはそのような線引きはなく、出席者全員が同じ立場で喜びを分かち合うという形となっています。「送別会」は、退職や転職でお別れする人に対して行う会です。「慰労会」は必ずしも会の後でお別れするものではありませんが、今までともに頑張ってくれた人の労をねぎらう意味で、「慰労会」を兼ねて行うケースがよくみられます。なお「送別会」と語感が似ている「壮行会」は、異動など一時的に会社や部署を離れる場合や、大きなプロジェクトや試合などに向けてみなで応援するときに行われるものです。「慰労会」と一字違いの「慰安会」も、日ごろの労をねぎらうための会です。「慰労会」との違いは、「慰安会」のほうが気持ちを安らげることにウエイトが置かれているところにあります。「慰安旅行」は、社員全員が参加するものですが、「慰安会」も同様に特別な功績がない人に対しても行われるものです。この2点において、「慰安会」は「慰労会」とは異なっています。慰労会を企画するとき、主役(慰労される方)が参加できる日時を設定することが最も重要です。また、主役に送る案内文からは会費の項目を外すとともに、成果への敬意や感謝の言葉を添えます。もう一点、「慰労会」はれっきとした社内行事であることも忘れてはなりません。特に取引先や社外の方が参加する場合には注意が必要で、案内状を出す前に上司のチェックを受けておくと安心でしょう。(時候・安否・感謝の挨拶)。この度の奨励賞受賞、誠におめでとうございます。(時候・安否・感謝の挨拶)。慰労会で幹事の挨拶は始めと締めの2回行われますが、慰労会を円滑に行うためにも幹事の挨拶は短めが望ましいといえます。開会に先立ち、幹事が始めの挨拶を行ったあと上司の挨拶、乾杯と続きますが、「参加してくださった方々への感謝」→「開会の宣言」→「挨拶する上司へのつなぎ」の3点を手短に伝えましょう。締めの挨拶も短めが望ましく、「参加者への感謝」→「主役への敬意」を伝え、三本締めで終了します。締めの挨拶では、三本締めのあと幹事がお礼を述べてお開きとなりますが、二次会がある場合にはその案内を続けます。「慰労会」の意味と類語に加え、案内の例文と幹事の挨拶も紹介しました。「慰労会」は会社の行事ですが、酒席が設けられることもあってつい、打ち上げと同じような気分で臨んでしまいがちになります。しかし「慰労会」はただの宴会ではなく、功労者をねぎらうためのものであることを忘れないようにしたいものです。©Copyright ”お疲れ様会”の違う言い方はありますか?ビジネスにおいて、新しい取引先との取引がうまくいった後の”お疲れ様会”ビジネスにおいて、新しい取引先との取引がうまくいった後の”お疲れ様会”のような会を何と言えば良いですか?”お疲れさま 毎日仕事や学業でお疲れのみなさんはしっかり休暇をとっているでしょうか?普段頑張っている人にこそ「慰労」が必要です。ビジネスシーンでも「慰労」というフレーズが登場します。よく使われている言葉ほど、その意味や使い方を正しく理解していないことも珍しくありません。 日程調整サービス『大きな仕事やイベントの後に食事や飲みに行くことを「打ち上げ」とよく言いますが、皆さんは「打ち上げ」の本来の意味をご存じですか?「打ち上げ」=「飲み会」とイメージしてしまいがちですが、「打ち上げ」には意外な言葉の意味や由来があるのです。そこで今回、「打ち上げ」の本来の言葉の意味や由来をご紹介します。打ち上げという言葉は、花火やロケットのような、噴射や爆発、打って高く上げることを意味します。飲み会や宴会とは全く違う意味を持つ打ち上げという言葉ですが、ではなぜそのような意味を持つ言葉が、飲み会や宴会に使われるようになったのでしょうか。打ち上げという言葉は、歌舞伎などの興行でも使われていて、太鼓を使い曲の調子を強くしたり高めたりすることを意味します。また、太鼓を打ち終えることを”打ち上げる”と言ったことから、興行の終わりを意味する言葉として使われていました。もともとは音楽用語として使われていたようです。そのほか、囲碁で、相手の死に石を盤上から取り上げることも打ち上げというそうです。このような意味を持つことから、物事が終え、一区切りつけるといった意味として、打ち上げという言葉が使われるようになったといえるでしょう。打ち上げという言葉の語源は、平安時代まで遡ります。歌舞伎の演奏に使われる雅楽で、演奏を終える時に太鼓を打ち終えることを、打ち上げと呼んでいたそうです。平安時代の歌舞伎、雅楽と言えば、現代の宴ともいえるでしょう。その頃から、演目や演奏が終わった後に宴会をしていたという説もあるので、現代の「打ち上げ」=「宴会」といった捉え方は、古くから日本に伝わるものなのですね。打ち上げは、会社での飲み会で使われることも多く、少し億劫に感じる方もいるかもしれません。ですが、打ち上げは、一つの物事の区切りでもあり、それまでの頑張りや成果をみんなでお祝いするといった意味も持っています。これまでの、自分の頑張りを労い、楽しんで打ち上げに参加しましょう。一言に「打ち上げ」と言っても様々な意味を持つことがわかりました。「打ち上げ」=「飲み会」となんとなく使っていましたが、意味や由来を知ることで、打ち上げの見方や楽しみ方も違ってくるのではないでしょうか。また、言葉の意味の中には、古くからの伝統も込められているのです。由来を知ることで、納得できますね。 ミクステンドWebサイトへ 打ち上げの案内メールの書き方を難しいと考える幹事の方は少なくありません。それもそのはず、必要事項を漏れなく明記したり、参加率を高める工夫をしたり、出席の返事を期日までに集めたりと、様々な要素を持ち込まなくてはならないからです。
一方の「打ち上げ」にはそのような線引きはなく、出席者全員が同じ立場で喜びを分かち合うという形となっています。 「慰労会」の類語 「送別会」とは送り出しのための会 「送別会」は、退職や転職でお別れする人に対して行う会です。