2010年度(第14回)ストーリーのほとんどは原作小説に忠実であるが、演出上でシチュエーションや台詞についていくつかの改変が行われた。
どーも、スルメ( あけましておめでとうございます。この記事が今年最初の記事になるということで、私が2020年最初に観た映画をレビューしようかと。何度も観ているうえに旧作なんですけどね。記事数稼ぎのために旧作レビューも始めたかったんで、まぁちょうどよかったですかね。では、 もちろんハルヒシリーズも2006年から放送されたTVアニメ版から、今回レビューする「涼宮ハルヒの消失」までを網羅!登録が初めての方なら31日間のお試し期間が付くので、 ⇒クリスマスまであと少しとなった冬のある日、いつものように登校したキョンは、普段と違うことに気付く。何と後ろの席に座っているハルヒがいなかったのだ。しかもその席には以前キョンを殺そうとし、長門に返り討ちにあった朝倉が座っていて……。僭越ながら『涼宮ハルヒの消失』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・ でございました!こんな些細なところの描き方が上手すぎるんだよね。ハリウッドでも、ジブリアニメでもなかなかこんな演出観られないと思うよ。別世界の長門は宇宙人ではなく、シャイな人間。キョンに対してはある程度の好意を寄せており、勇気を出して部活に誘うも拒否されたと感じてしまう。そんな長門の精神状態やキョンに対しての気持ちが台詞がなくとも、ビシビシ伝わってくるのです。ここで終わると観客にフラストレーションが溜まってしまうんだけど、その後のキョンのセリフ に救われるという構成ですね。長門にとってはキョンが何言ってるか分からないんだけど、TVアニメ28話を超えた俺たちには伝わる。 同じような心理描写は劇中に何度かありまして、京アニ、そして武本監督らの演出力が最も光った長編映画といえるでしょう。 というわけで、以下感想。というかただの語りになりますw2006年版が放送されていた頃、私はまだ小学生でした。さすがに名前くらいは知っていたんだけども、どんなストーリーかも知らないし興味もない。ましてや京アニの存在など知る由もありません。で、初めてハルヒを観たのは飛んで高校2年生。ちょうどそんなときに友人に勧められ、ハルヒを観たのです。私はただの映画小僧でそのときも大量の映画を観ていましたが、レンタルしてきた映画を溜めてしまうほどにドハマりしましたwもうね、当初想像していたアニメとは全然違った。 と、私とシリーズとの馴れ初めはこの辺にしましても、当時から「消失」のクオリティの高さに驚いてしまいまして。ずーーーっと映画ばかり観ていた私に、ある種の新鮮さをくれたTVアニメ版。そして再び映画の面白さと、日本のアニメ作品の繊細さを教えてくれた「消失」。なんかシリーズを通して二度美味しかった気がしたんですよね。ただ高校生で少し尖っていた私は別にアニメでやればいいじゃんと。映画以外で予習が必要な作品を認めたくない心がどこかにあって。そんな考えも「消失」を観たことで一変。これをアニメでやったらテンポが悪くてしょうがない。映画だからこそ緊張感や喪失感を引き継いで観られるんだなと。もちろん例外もあって、今でも一時代を築いたといっても過言ではない「ハルヒ」と京アニは、消失を作ることでより伝説的なものになったような気がします。 次から感想いつも通りのSOS団の日常。そんな日常も束の間、世界が改変されキョンは藁をもすがる思いで朝比奈さんに助けを求めるも怖がられ、鶴屋さんにも冷たくあしらわれる。そう、前半部分はただひたすらにキョンの期待を裏切り続け、観客をも絶望に陥れる。あの、長門が。何万回夏休みを繰り返した最強の長門ですら、改変の影響を受けていたなんて……。絶対防衛ラインが崩壊したキョンと観客は次にどうしていいか本当に分からなくなるんですよね。 でも「ハイペリオン」の中から長門が残したであろう栞が出てきたとき、この映画で初めてホッとするのです。この栞っていうのが超重要なアイテムになっていまして、宇宙人長門が残した唯一の手掛かりと繋がりです。そしてもう一つ重要なのが一般人長門から手渡される文芸部への入部届け。後半にも示唆されていますが、栞を選べばいつも通りの「非日常」。入部届けを選べばいつもとは違う「日常」世界を選択したことになります。この2つのアイテムの対比が良い具合に続きましてですね。それが「ベストシーン」の項目で挙げた長門の演技にも繋がってきます。 長門からのメッセージを受け取った次の日。再びホッとする出来事が陥れます。谷口の口からここから解決に向けて一気に動き出します。 そんなこんなで再構成プログラムにより改変前・後で同一となる3年前の七夕へとタイムトラベルすることに。ここはTVアニメ版である初見の時は過去にいる朝比奈さんと長門に助けを求め、長門が解決法を見つけ出し世界を基の姿に戻すと。 そこでキョンの一人語りシーンへ。これまでのキョンはある種一般人として「傍観者」の立場で眺めていました。しかし長門からすべての選択権を委ねられ、自身も異世界人になったことで立場が変わり「当事者」としてSOS団及び、いつもの「やれやれ」で振り回されるキャラクターを脱却し、積極的にこのシーンを観て頭の中で重なるのが 「ビューティフルドリーマー」のシーンを開設すると、夢の世界から抜け出せなくなったあたるとで、鬼気迫るシーンで最後まで なんかちょっと「消失」っぽくないですか?キョンも普段は「やれやれ」しているけど、鬼気迫る状況になったら最後には他にも小泉の所属している9組が消失していたりと、影響を受けていそうな雰囲気はあるよね。「消失」が好きだったら、たぶん「ビューティフルドリーマー」もハマると思う。おれは消失の方が好きだけど。 ……こんなもんですかね。 TwitterやFilmarksでも観た映画を記録しているので良かったら覗いてみてください!・Twitter→・Filmarks→お仕事のご依頼は20代の映画オタク。その他にも旅行やゲーム、アニメが大好き。ブログを始めてから映画の感想を書くことにハマっています。自分がAB型であることを誇りに思っていますが、占いや予言の類は信じません。オフラインのためランキングが表示できません
だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた―。第8回スニーカー大賞大賞受賞作。 【「book」データベースより】 谷村流さんが手がける『涼宮ハルヒシリーズ』の第一作目にあたる本書。 ここからは映画「涼宮ハルヒの消失」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。目次傲岸不遜、唯我独尊、超ポジティブ、ツンデレなど、かなり個性的な高校一年の女の子です。「ハルヒ」は世界が普通であることにいら立ち、面白いことをいつも求めています。そんな彼女の周りには、普通の高校生・キョン、宇宙人・長門、未来人・朝比奈、超能力者・古泉が集まり、「SOS団」を結成。SOS団の周りでは、いつも不思議な出来事が起きるようになりました。ハルヒに「選ばれた」普通の高校生。SOS団に無理やり入れられ、昔は信じていたけど決して現実世界では起こるはずがない摩訶不思議な出来事が、彼の周りには起こるようになります。12月17日、クリスマスイブに開催のSOS団クリスマスパーティの準備をしていました。しかし、翌日12月18日、いつものように学校に登校していると、昨日まで元気だったクラスメイト・谷口が風邪をひいていることに気づきます。会話もかみ合わず、違和感を覚えます。そこは、今までの彼がいた世界とは別の世界だったのです。キョンがクラスに着くと、自分の後ろの席に座っているはずのハルヒがおらず、かつて自分を殺そうとして、消滅させられた(学校関係者には「転校」ということになっています)はずの朝倉亮子の姿がありました。恐怖と不安におびえるキョンは、古泉に助けを求めてに行きますが、古泉はおろか、彼が属する1年9組ごとなくなっていました。部室へ行くと、いつもの表情とは異なる「普通の女の子」である長門の姿を発見し、自分は今までとは違う世界にいることを確認します。12月19日、事態に困惑し、あきらめかけていたキョンですが、部室の本の中にしおりを見つけます。そこには、「プログラム起動条件 鍵を揃えよ 最終期限2日後」の文字が。元の世界にいた長門からのメッセージだとすぐにキョンは把握しました。しかし、「鍵」が何を意味するのか分からず、再び袋小路に。12月20日、昼食を食べていると、何気なく漏らした言葉から、谷口が「涼宮ハルヒ」の存在を知っていることが判明します。彼女は現在、進学校・光陽園学園にいるとのことでした。学校を早退して、キョンは光陽園学園へ行きます。校門の前で、涼宮ハルヒを発見。声をかけますが、ハルヒは自分の存在を知らない様子でした。そこで、キョンが3年前の七夕のことを教えると、その日ハルヒが学校の校庭に落書きしたときに手伝ってくれた「ジョン・スミス」がキョンであることを知ります。喫茶店でキョンの元の世界のことを伝えると、「面白い!」とハルヒは叫びました。そして、北高に乗り込んで、朝比奈みくるを捕まえ、部室へ乱入。改変された世界でもSOS団が結成されたのです。すると、パソコンの電源が突然つき、元の世界の長門からのメッセージが送られます。「鍵」とは、SOS団が全員揃うことだったのです。キョンは脱出プログラムを作動すべく、パソコンのEnterキーを押します。すると、彼は3年前の七夕の日へ送られます。そこで、大人版・朝比奈みくると遭遇。この3年前の世界に住む長門がキョンと世界を救える唯一の存在だと聞かされました。長門のマンションへ行き、「再び未来へ行って、世界を改変した張本人に、その改変直後再生プログラムが入った銃を撃つ」ことで世界は戻ると言われます。キョンと大人版・朝比奈は3年後の12月18日へ行くことになりました。12月18日に戻ったキョンと大人版・朝比奈は時空改変者である長門に出会います。銃を撃とうとしますが、キョンは後ろから朝倉涼子にナイフで刺されてしまいます。これは「感情」というを「エラー」を起こした長門が、今までの世界を変えたいという思いから引き起こされた事件だったのです。瀕死のダメージを受けるキョンでしたが、朝倉涼子は何者かによって拒まれ、長門に銃を撃ち、改変された世界は元に戻ります。元の世界に戻ったキョンは、自分を朝倉から救ってくれたのは、未来の自分が過去に戻った姿なのだと気づきます。キョンは「普通の毎日」より、ハルヒとともにいる奇想天外な世界の方を選んだのでした。長門は「エラー」を起こしたため、上司である「情報統合思念体」から処分されることになっていましたが、キョンは「もし、長門をどこかに隠したら、SOS団で見つけに行く」と啖呵を切ります。キョンはこれまでただの高校生として生きてきましたが、自らの力で世界を改変から救うということになり、「当事者」の1人になったことを自覚します。12月24日、SOS団のクリスマスパーティが始まります。キョンはハルヒの手料理を楽しみにし、やがて過去へ戻り、改変された世界を救うため、朝倉達に対峙することを決意します。しかし、それはまだ先の話になりそうです。「いつもの風景」で終わった本作。キョンはハルヒとともに過ごす日々を愛おしいと思うようになり、「当たり前」は愛すべきものだったことに気づいたのでした。以上、映画涼宮ハルヒの消失のあらすじと結末でした。 涼宮ハルヒの消失: 2004年8月1日 (2004年7月31日発売 ) isbn 4-04-429204-3: 書き下ろし: 涼宮ハルヒの消失 (角川文庫版) 2019年2月25日 (2019年2月23日発売 ) isbn 978-4-04-106770-3: あとがきが削除され、 尾崎世界観による解説が挿入されている。 5 涼宮ハルヒの暴走 もちろんハルヒシリーズも2006年から放送されたtvアニメ版から、今回レビューする「涼宮ハルヒの消失」 … 映画のネタバレあらすじを結末まで解説映画「涼宮ハルヒの消失」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。 アニメブームの火つけ役となり、いまだに根強いファンがいる作品である「涼宮ハルヒの憂鬱」。その映画作品である「涼宮ハルヒの消失」についてです。【目次】・「涼宮ハルヒの消失」の見どころ・朝倉涼子のセリフのダブルミーニング・朝倉涼子の襲撃、再び・
涼宮ハルヒの消失を友人と見てきた。 で、映画館を出た後に作品のテーマなんかについて一通り友人と駄弁っていると、友人はふとこう言った。 『ってか、朝倉ってこえーな。 キョンに作中十八日の朝、話しかけてた時、同日キョンの横腹刺したことを覚えてたんだろ?
涼宮ハルヒの消失: 2004年8月1日 (2004年7月31日発売 ) isbn 4-04-429204-3: 書き下ろし: 涼宮ハルヒの消失 (角川文庫版) 2019年2月25日 (2019年2月23日発売 ) isbn 978-4-04-106770-3: あとがきが削除され、 尾崎世界観による解説が挿入されている。 5 涼宮ハルヒの暴走 その夜、病院の屋上で物思いに耽っていたキョンの前に長門有希が現れる。暴走した自分の処分を情報統合思念体が検討していると聞いたキョンは、彼女の存在を守る意志があることを伝える。