2020 All Rights Reserved. プロ野球が観客入りで佳境に入りMLBもまもなく開幕。野球ファンは観戦に忙しい毎日が訪れそうですが、TVなどの実況中継を聞いていると最近はいろいろな球種の名前が飛び交っています。ストレート、カーブなど昔なじみの球種以外に、近頃よく聞こえてくるのが野球の投手の球種といえば、オールドファンにはプロ野球選手やメジャーリーガーはもちろん、高校球児の間でも今や一般的になっているツーシーム。ではWikipediaによると、そもそも投手の球は元来MLBなどで使われていた英語の↓山崎康晃によるツーシーム解説とスーパースロー動画ではもう一つのツーシームとは「ボールの縫い目が2回通過する」球だと分かりましたが、では英語ではこれらの「○○シーム」というボールの硬式球の場合、2本の赤い縫い目が最も狭く接近した部分で、投手によっては、落ち方のキレを出したり軌道を安定させるため同じく硬式球では↓前田健太のフォーシーム講座「どんな球?」とファンでも関心ある野球の球種。ツーシームとはフォーシームと握り方が違うことや、軌道が異なることが分かりました。特に代表的な使い手としては、メジャーでは↓黒田博樹のツーシーム講座出典:twitter今回の記事をまとめると以下の通りです。「○○シーム」のように同じ速球系のボールを区別するのはMLBが由来だといわれます。日本では伝統的に、糸を引くような真っ直ぐな力あるボールを軸として、これに様々な変化球を交えて打者を抑えるのが基本とされてきました。一方、米国では「直球と変化球」という区別ではなく、球速を変えたり、打者の手元で変化させることで「打ちにくいボール」を重視する傾向があります。これが球種を表す言葉の差となっているようで、MLBでは「ストレート」という呼び方はなく「ファストボール」か「オフスピードボール」かという分類が基準。日本球界もこうした流れを受けているようですが、逆に「フライボール革命」が進む近年は「打者の胸元の強い真っ直ぐ」が長打防止に有効という分析もあり、MLBでも日本流のきれいなフォーシームが見直されているともいわれます。互いに影響し合いながら野球は進化を続けているようです。 4時は断念。早寝やや早起き 右前腕の張りなどで出遅れていたNPBソフトバンクホークスのエース千賀滉大投手が、7日の楽天戦で今季初登板を果たし勝利を挙げました。 巨人の菅野投手と並び、現在の日本球界最高レベルの本格派右腕といわれる ...
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フォーシーム(4シーム)とツーシーム(2シーム)の違いとは? 最近よく耳にする「フォーシーム」と「ツーシーム」の違いとはなんでしょうか?この記事ではこの2つの違いや特徴。握り方について解説し … ワンシームとツーシームの前に、まずはフォーシームについてです。 一番最初に教わるストレートの握りで、フォーシームです。 きれいなバックスピンをかけることで、沈まずにまっすぐ進むボールを投げることができます。 夜明けのエース , ツーシームとは「ボールの縫い目が2回通過する」球だと分かりましたが、では フォーシームとはどんな球 なのか。 先にご紹介した侍JAPANの〝守護神〟山崎投手(DeNA)の動画によれば 「ボールが1回転する間に縫い目 (seam) の線が4回 (four) 通過する球」 とのことです。 フォーシーム・ファストボールの投げ方と握り方を解説。ストレート、直球。フォーシームは投球の基本とされ、球速があり変化が小さく、真っ直ぐとも表現される。握り方は画像を。変研では野球の変化球の球種の投げ方や握り方を解説。軟式・硬式両対応。 Copyright© WBC2017のニュースが多くなってきましたね。野球の国際大会は少ないので、WBCは楽しみなイベントです。巨人の菅野投手がWBC球で魔球ワンシームを投げるというニュースはご覧になりましたか?ツーシームという変化球はよく聞くのですが、ワンシームとの違いは何なのか、専門家気取りで語ってみたいと思います(笑)。Contentsワンシームとツーシームの違いは、「縫い目」が違います。野球のボールは、指先を縫い目に引っ掛けて投げます。この縫い目を英語でシームといいます。バックスピンをかけてボールを投げるのはいっしょですが、縫い目の空気抵抗でボールの軌道が変わってきます。ワンシームとツーシームの前に、まずはフォーシームについてです。一番最初に教わるストレートの握りで、フォーシームです。きれいなバックスピンをかけることで、沈まずにまっすぐ進むボールを投げることができます。名前のとおり、1回転につき4回も縫い目が空気抵抗を受けます。距離が均等で回数が多いので、まっすぐに沈まないボールとなるわけです。フォーシームは、ボールの回転数が多いと、バッターは浮き上がるように感じます。藤川球児投手のフォーシームを見ると、本当に浮いているように見えます。暴投がバックネットまで届くほどです。こちらの記事に書きました。ツーシームは、1回転につき2回縫い目に空気抵抗を受けるボールです。フォーシームと比べると、上向きの力(揚力)が小さいので、少しだけ沈みます。ボールの傾きによって、右や左にも小さく曲がるので、きれいなまっすぐを待っているバッターにとっては嫌なボールです。右バッターの膝元に食い込む変化するツーシームで、ダブルプレーを狙って取ったら気持ちいいでしょうね。ワンシームは、1回転につき1回だけ縫い目に空気抵抗を受けるボールです。菅野投手がWBC用に練習していると報道されていました。縫い目がボールの回転と同じ線になるようなイメージで投げます。昔、ダルビッシュ投手が投げている動画を見たとき、ツーシームとの違いは変化量、ワンシームのほうが大きく変化する、そんな印象でした。詳しくは、ユーチューブで探してみてください。菅野投手がワンシームについて語っている動画があって、ワンシームのコツは「親指が大事」と言っていたと思います。プロで話題になった変化球が高校野球で流行することがあります。大魔神佐々木が大活躍していたときはフォークボールを投げる甲子園投手が増えました。WBCの影響で、ワンシームとツーシームを自在に操るピッチャーが甲子園に出てくるかもしれません。フォーシーム、ツーシーム、ワンシームがあれば、ゼロシームがあってもいい感じがしますよね。昔、ドリームスという野球漫画がありました。正確な名前は忘れましたが、ガムを噛みながらピッチングしている主人公が投げていたような気がします(笑)。ボールの縫い目とボールの回転が同じになるので、菅野投手のワンシームと同じです。中には、ワンシームとゼロシームは違うという意見もあります。ボールが回転する限り、ゼロシームはありえません。そのため、無回転のナックルボール=ゼロシーム、こう定義しています。ナックルってだいぶ昔からあるので、わざわざ新しい名前をつけるほどでもないかなって思いますけど。ツーシームとワンシームの違いは、縫い目の抵抗です。ワンシームのほうが変化量が大きいというのが一番の違いだと思います。文章や画像で説明してみましたが、ユーチューブで動画を見たほうがわかりやすいと思います(笑)。ワンシームを武器に、WBCでの大活躍を楽しみにしています。