2020
美味しくて、知れば知るほど面白いワインの世界をご案内します。お店で売られている食品・飲料物を、美味しくかつ安全にいただくために必要な賞味期限。未開封のワインの賞味期限はどれくらいなのでしょうか?目次ワインには多くの食品や飲料物に記載されている賞味期限が記載されていません。「それって本当?」と思われる方は、ぜひぜひワインのボトルをチェックしてみてください。高級ワインに限らず、お手頃価格のテーブルワインでも賞味期限の記載を見つけることはできないはずです。ワインに賞味期限がないのは、そもそもワインには腐るという概念がないからです。そして、ワインの飲み頃というのがただ勘違いしないで欲しいのはワインに賞味期限がないとはいえ、未開封のワインを美味しく飲むための“飲み頃”はそれぞれのワインにあるということです。ワインの飲み頃は、大まかな種類に分けて考えるととっても分かりやすいですよ!たとえば、お手頃価格のワイン、白ワイン、赤ワイン、スパークリングワインの4種類に分けると、以下のとおりです。・お手頃価格のワイン…買ってすぐ飲むのがベスト一般的に、店頭に並んでいるものは飲み頃になっています。美味しくお飲み頂ける目安として、未開栓のものであれば、白ワインはスパークリングワインは長期保存を目的にしていないので、早めに飲むのが正解です。長くてもガスが抜ければ、スパークリングワインのせっかくの魅力がなくなるどころか、空気に触れることで酸化も進み、お酢のように酸っぱくなるなど、悪い影響ばかりです。ただし一部の高級ワインは熟成させて飲む方が美味しくいただけるものもあります。例えば、世界最高峰の白ワインといわれる「モンラッシェ」などは、10年以上寝かせないと本来の味わいを知ることはできないといわれています。また、貴腐ワインの王様と称される「シャトー・ディケム」は飲み頃期間が長く10~100年ほど続くといわれているんです。「どのワインをどのくらい熟成させるといいのか知らない」という場合でも、安心してください。ワイン専門店で購入すると、どのくらい熟成させたらいいかを教えてもらうことができますよ。ボルドーやブルゴーニュなどの高級ワインを購入する際には、飲み頃がいつか確認するようにおすすめします。ワインには賞味期限がなく飲み頃も種類によって様々ですが、1年以上ワインを寝かせて熟成させることを考えるのであれば保管状態に気を配ることが求められます。ワインを保管する際には下記のような条件のところに置くようにしましょう。インテリア的な観点からすると、ワインボトルを無造作に並べたりガラスケースに飾ったりしたいところですが、味を楽しむためには、ただ戸棚に飾るのはNG行為です。ワインの味をベストな状態で味わうためには、場所や温度湿度など、保管環境にも注意しましょう。・暗い場所 ≫ 直射日光は当然のこと蛍光灯の光もあたらない場所熟成させることで美味しくなる種類のワインを購入したら、この4つの条件をしっかり満たす場所で保管するようにしてください。家の中に床下収納の暗い場所があればそこへ、なければワインボトルを新聞紙でくるみキャップシール部分にラップを巻いて冷蔵庫の野菜室に入れて保管することができます。とはいえ、なかには「未開封だから大丈夫と思って常温で保存していた!」という人もいるかと思います。もしも未開封のワインを常温で半年保存していた場合、そのワインは飲むことができるのでしょうか?これは、常温で保管していた半年の間に一夏を越したかどうかで大きく変わってきます。一夏を超えている場合はワインが高温にさらされていた可能性が高くなるため、劣化が進んでしまっているかもしれません。逆に秋から春にかけての半年間であれば、常温で保存していたとしてもワインの質はそれほど落ちていない可能性が高くなります。いずれにしても、開栓したときに変な香りがしないかどうか、また味に違和感がないかを確認の上いただくようにしましょう。 こちらでは、「ワイン=難しい」と感じているワイン初心者さんに向けて、ぜひ知っていただきたいワインの基礎知識をご紹介します。ワインの知識を深めることで、よりおいしいワインと出会えたり、楽しみながらワインを味わえるようになりますよ!ワインは、合わせる食材によって味わいや楽しみ方が変わります。「マリアージュ(結婚)」という表現が使われるほど、奥が深いお酒なのです。 ワインをお家で飲まれている方!ワインを購入後すぐ飲み切ってしまえれば良いのですが、飲みきれなくて余ってしまったら、どのように保管していますか?ワインはとても繊細なもの。飲み方ももちろん重要ではありますが、その保管方法によって味や風味が大きく変わります! ワインに賞味期限が記載されていない理由は、瓶詰めした後でもワインボトル内で熟成される飲み物だからです。ワインには早飲みタイプや長期熟成タイプなどそれぞれ違いがあり、飲みごろとなる時期に幅がありすぎるので、賞味期限での表示が難しいということでもあります。早飲みタイプのワインはすぐに飲むことが想定されていますが、熟成させるタイプは数十年後が飲み頃という場合もあります。ワインというのは一般的な食品と違い、ワインボトルに瓶詰めされた後も熟成を続け、その時々によって香りや味わいを変化させ、それを楽しむ飲み物です。「瓶詰め直後が必ずしも飲みごろであると言えない」のがポイントとなっています。ワインは通常の保存環境で3年のシェルライフがあり、日本だけに限らず諸外国においても賞味期限の記載はありません。ワインにおいて「ヴィンテージ」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、これはぶどうの収穫年のことです。ラベルのヴィンテージを確認すると、また、異なった収穫年のぶどうをアッサンブラージュ(ブレンド)したワインの場合などは「ノンヴィンテージ」と呼ばれ、ぶどうの収穫年の記載がありません。ワインには賞味期限がなく基本的に腐ることはありませんが、ワインには一律で決まった飲み頃はなく、そのワインの特徴や保存状態によって期間が大きく変わります。コンビニやスーパーなどで購入できるリーズナブルな価格のテーブルワインは、熟成を想定していないのですぐに飲むのがおすすめです。逆に高級ワインなどの長期熟成タイプのワインは、飲み頃が数十年後という場合もあります。ヴィンテージを確認するようにしてください。飲み頃の判断が難しい場合は、また、甘いデザートワインとして有名な貴腐ワインも数年~数十年が飲み頃となっています。熟成タイプのワインは冷暗所に保存するようにしてください。日光は当然ですが、蛍光灯などの光も当たらないようにする必要があります。温度も重要で高すぎても低すぎても良くありません。一般的には湿度は高すぎるとラベルにカビが生えたり、低すぎるとコルクが乾燥し空気を通しやすくなります。床下の収納や北側の押し入れなどがおすすめです。できれば温度を計っておくと安心です。そういった場所が難しい場合、一般的なワインならワインボトルの口にラップを巻き、ボトル全体を新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室に保存するようにしてください。しかし、野菜室はワインの適温よりも温度が低いため、熟成タイプの高級ワインの保存に適した場所ではありません。どんなワインでも1番適している保存方法がワインセラーでの保存になります。ワインに適した温度・湿度の管理ができますし、光に当たらないように工夫されているワインセラーもあります。テーブルワインしか飲まない方はともかく、一般的な価格のワインや熟成させるタイプの高級ワインを飲まれる方には最近のワインセラーはコンパクトでリーズナブルな価格で購入できる商品も多いので、ワインをよく飲まれる方はぜひチェックしておきたいアイテムと言えます。一般的な日常のワインであれば、開栓後、しかし、それ以上となるとワインが酸化して変色してくるのが目に見えて分かるようになります。これはロゼや白ワインだとより顕著となるでしょう。体に害がある状態になるというわけではありませんが、お世辞にも美味しく飲めるとは言えません。ワインは赤ワインから白ワイン、スパークリングワイン等があります。以下がそれぞれのワインは空気に触れることによって酸化し劣化していきます。そういった劣化を防ぐのにおすすめなのがワインをしっかりと密閉することによって劣化を防止、または劣化を遅らせることができます。ワインボトルの口にはめるだけのものや、中にはワインボトル内の空気を抜くことができるワインストッパーもあります。