もともと上条は食蜂とインデックスの件で2度に渡って頭部に重大なダメージを負っており、その不安定化していたところへコロンゾンの攻撃で半分死んでしまった状態になり、アレイスターの回復魔術を受けて「右腕の力のない状態が正しいという前提での回復、頭のネットワークを再構築してしまった」事が発生の原因。第2位の「未元物質」と同じ戦後、本来の上条になりすまして祝勝会に顔を出していたが、ドラゴンの姿で帰還した彼に襲撃を受ける。記憶を盾に食蜂を味方にして「心理掌握」でウィンザー城を乗っ取り、上条を追い返した後は、脅迫によって城にいた者達を次々と従えていく。だが、上条達の再襲撃の際、暴走する美琴のA.A.Aやインデックスの「自動書記」の攻撃に晒され、上条との直接対決での度重なるダメージでショッキングピンクのドラゴンという本性が露わになり、作者の鎌池によると、本作の構想段階でインデックスの次に出来たのが上条であり、「どんなタイプの主人公なら彼女を救えるか」というコンセプトで生み出したキャラクターだという。また、「魔術サイドという全くの別文明から来た少女を不思議そうに見る少年」という構図から、対比として科学サイドや学園都市の設定が誕生し、より読者視点に近づける為にメインターゲットと同年代である学生になったとのこと能力の「幻想殺し」に関しては、「主人公には特殊さが必須」を前提としたもののあまりに強すぎると英雄になりすぎてしまうため、見た目がしょぼく「特定の状況でないと効果が出せないけど、その力を放つと一発で逆転できる」という能力を探していた所で無効化能力を思いついたと語っている。また、上条の最大の特徴は「言葉を相手に投げかける」ことにあり、上条の「何でも打ち消す」能力には「相手の凝り固まった意見や思想を打ち消す」という意味を込めているという。鎌池によれば、相手の袋小路の背景やどうしても解決できない「グーとチョキしかないじゃんけん」の状況に対して上条が「グーの相手にパーを出して」勝ち、相手の袋小路を打ち破るという構造を想定してあるとのこと。敵側の条件を作り出す時には、それらの「越えられない壁を壊す」時に上条が相手を論破するロジックも同時に考え出していると語っている鎌池曰く、上条はその能力同様どこまでも「相対的」なキャラクターであり、身近な出来事から世界の危機までどんな時も全力で挑むため、敵や事件の規模や性質に合わせて立ち位置や見え方が様々に変化する人物であるShadow is the Light クラスメイトとは前述の「不幸の避雷針」や「カミジョー属性」などから茶化されたり愉快げな扱いを受けることもあるが、良好な関係を築いている。魔術サイド、特に彼に助けられた人々にとって彼の存在はヒーローそのものであり、彼に敗れた一方通行にとっても最も理想とする存在としてその精神から行動に至るまで非常に大きな影響を及ぼしている魔術結社グレムリンのボスだった両親には幼少期から不幸体質を心配されており、実家には大量の魔よけグッズなどが置かれていた。学園都市で暮らしている現在も仕送りしてもらったりしている。記憶喪失のため、両親の過去の記憶はないが、そんな気遣いに感謝している。また、カミジョー属性は父の7月20日の夏休み初日、自宅のベランダに引っ掛かっていたインデックスと出会い、彼女をきっかけに魔術の存在を知り、「必要悪の教会」の魔術師ステイル・神裂と彼女の処遇を巡る戦いを繰り広げ、インデックスの記憶消去の元凶であった「首輪」を破壊する。それ以降、彼女の同居人兼管理人、そして「首輪」の代わりとなる足枷の役目としてイギリス清教に協力していることや、自身の何らかの計画に利用しようとしているその後、8月8日に起きた三沢塾の事件では「原石」の少女・姫神秋沙を救いだし、8月21日には学園都市内で密かに行われていた御坂美琴のクローン「さらに、10月3日には、学園都市上層部の命令でスキルアウトから命を狙われた美琴の母親・10月17日、インデックスに彼女の祖国であるイギリスから「禁書目録召集令状」が布告されたことで、共にイギリスに向かい、ロンドンでまた、学園都市ではアレイスターが承諾した上で上条の回収班が、暗部抗争で一方通行に敗れた垣根帝督と同様の処置(能力を吐き出すだけの装置化)を施してでも、希少かつプランに必要不可欠な幻想殺し(上条)を回収しようとしていたが美琴によって阻止されている。
また、「幻想殺し」は人や物の間を移動する性質を持っているが、能力が上条自身を所有者として認めていることにより、「右腕に負った欠損以上の損傷に対する自動修復能力」が副次的に備わっている。事実作中では1回は手首から、4回は肩からの計5回損傷しているが毎度元通りに治っており、うち3回は腕自体が自然に生えてきている。またこれの効果によるものか、他人が「幻想殺し」を奪って利用することもできない。 無効化時の見た目に特に大きな変化はないが、触れた時に物が壊れるような音が鳴ることもあり、触れた瞬間を上条・魔術師ともに知覚する場合がある。アニメ版では全ての無効化時に関して甲高い効果音が挿入され、またアニメ2期からは打ち消す瞬間に色が反転するエフェクトが加えられている。
まず、効果範囲が狭く、右手で直接的に異能に触れない限りは無効化することが出来ない。素手を突き出し相手の懐に突撃する必要があるため、身体を攻撃に晒す危険性があり、防御が間に合わず体の他の部位に当たった場合はまともにダメージを食らう。同時に多方向から迫る攻撃も苦手とし、遠距離から一方的に嬲られるような攻撃や、上条が追い付けない程の高速運動を行う相手に対しても、右手が触れられないため苦戦を強いられるまた、異能の力さらに、無効化は自分の意思とは無関係に働く(常時発動型の異能で意識の有無を問わない)ため、回復魔術などの有益な異能でも容赦なく打ち消してしまう。なお、インデックスはまた例外として、「人の「幻想殺し」には謎が多く、天然の能力であるが「また、「幻想殺し」の中には正体不明で制御不能な「何か」が眠っており、「主神の槍」で一度世界を破壊し、「幻想殺し」を起点に世界を再構築したオティヌスにも理解できていないコロンゾンによって全身を粉砕され、アレイスターが右手を切断して治療した際には「三角面の集合でできた赤黒い魚卵に似た泡」の連結体が出現し、その奥では影が泳いでいるという現象が見られた。 クーデター終結後、「神の右席」最後の一人その後は行方不明となるが、ロシアに潜伏していた魔術結社「オッレルスの手で学園都市に運び込まれ、「幻想殺し」の正体を伝えられた後、自分との戦闘を望む「一端覧祭」後、土御門から強制的に「学舎の園」に送りこまれる。舞夏の死亡報道を見て自分が彼に騙されていたことを悟ると、土御門の元へ向かい、土御門を撃破する。貝積から「人的資源」プロジェクトの概要を告げられ、人造ヒーローたちの攻撃をかわしながら恋査から浜面・黒夜を救う。その後、「避雷針」でフレメアを発見したところでグレムリンの総攻撃の時には「切り札」として扱われ、主戦場となる数多くの敵との戦いをかろうじて生き延び、学園都市に帰還して病院で治療を受けていたが、出席日数が危険域に入ったために、12月3日の12月11日の早朝、土御門と府蘭の訪問を受け彼らと舞夏を学園都市外へ逃がすために協力することになるが、舞夏がアレイスターの魔術剣で刺されてしまい、彼女を救うために「窓のないビル」へ向かう。その内部でアレイスターの半生を目の当たりにし、さらに「幻想殺し」の前身と学園都市の設立目的を知ることになり、インデックスを「首輪」から解放した際、彼女の「その後、第三次世界大戦で理由は不明だがこの事実を知っていたフィアンマに、「なぜ、あの女(インデックス)の前で白々しい演技を続けている」「その嘘が救いか否かはあの女にしかジャッジを下せない」と問い詰められ苦悩する。その末に、結局はインデックスの為ではなく彼女が離れるのを怖れていた自分の為に隠していたと気付き、崩落直前の「ベツレヘムの星」で記憶喪失の事実をインデックスに打ち明ける。 「作中で様々な不幸な目に遭いつつもどうにか状況を打開して生還するので、オティヌスは「外的要因から来る危機的状況を奇妙に切り抜けていく性質を持つ」と評した。また、入念な準備の後で発動した「プロジェクト・ベツレヘム」を台無しにされたフィアンマは、幸運や不幸といった「曖昧なもの」を全部踏破する力があるとしている。なお、不幸により計画通りに事態が進行することが皆無であるため、想定外の状況におけるアドリブに非常に強い。 一方で弱点も様々に存在する。 新約とある魔術の禁書目録22巻リバース第四章の感想をあげたいと思います。 前回の内容 内容 行間 三 第四章 自己という関門を乗り越えろ 終章 黄金と薔薇 感想 合わせて読みたい記事 とあるシリーズを無料で見る方法 前回の内容 tako931.hatenablog.com 内容 行間 三 1 『上条当麻』は、自身の顔の… 上条が喪失した記憶は、戦闘は基本的に素手による格闘で行う。基本武器などは用いず、格闘方法も喧嘩の中で培った我流の物である。能力の「幻想殺し」を利用して相手の能力や魔術を打ち消し、近接戦闘に持ち込んで直接拳を相手に叩き込むことを戦術としている。 新約 とある魔術の禁書目録・・22巻・・リバース長かった、新約は、出版物としては、本作で、遂に、完結したの!でも、来年から、新たに、とある魔術シリーズが、… 【解説】 上条当麻を中心とした人間関係ないし非公式勢力のこと。 その力が魔術、科学両面において極めて大きい上に損得ではなく感情で動くため、 危険視されアステカの魔術師勢力に狙われることとなる。 上条、食蜂、アンナ=シュプレンゲル / 神浄の討魔、竜(ドラゴン)、薔薇十字 2019年7月初版発行 / 裏表紙は(シュプレンゲルの)薔薇と血. ドラゴン 新約22巻リバース(以下ntr22)でアンナ=シュプレンゲルは上条から発生したドラゴンの本質的な姿を持つ存在を「神浄の討魔」と呼んだ。 旧19巻ではエイワスがドラゴンと呼ばれており、聖守護天使やシークレットチーフとの関連性も疑われる。 アレイスターによると「幻想殺し」は単なる「異能の力を打ち消す右手」ではないらしく、「神浄」というキーワードを残している。また、1巻にて神裂から「神浄の討魔」という当て字で呼ばれており、「神上」や「神浄」は上条と何らかの関係があることが示唆されているが、関連や詳細は不明オッレルスによって語られたその正体は、「上条に渡る前は「エイワスやダイアンは魔術の視点から、千切れた腕が元に戻る、時代によって人や物の間を行き来するといった性質から学説次第で位置が移動するそれを裏付ける形で、『とある科学の超電磁砲』の大覇星祭編では、木原幻生の策略によって強制的に能力の段階を引き上げられた美琴との戦闘で右腕が切断された際、それぞれ形状が異なる8頭の竜(連載時は最初のドラゴンと謎の複数の目が描かれ、単行本では8頭に加筆修正)がその傷口から現れ、美琴を媒介にして現われようとしていた別の世界の「何か」を喰いつくした(その後に竜は消え、右腕は何事もなかったように再生している)。どの竜も2つ以上の属性を有する恐るべき力の化身出現する竜は上記の8体だけではないらしく、対処しきれなかった場合はデザイン済みの他9体も出現する可能性が示唆されている。また、アニメ『超電磁砲T』第14話で上条が8体の竜を出現させた際には、彼の右目の白目部分が赤く染まるなどの演出がなされている。