これから禁煙しようと考えている人の中には、「タバコの本数を減らしましょう」というアドバイスを一度は耳にしたことがあるはず。ネットを見てみると、禁煙のために、少しずつタバコを減らすことをすすめる一方で、それは全く効果がないとするという意見もあり、どちらにしようか迷ってしまいますよね。そこで、今回はタバコの本数を減らすという禁煙方法について解説します。 まず、最初に説明したいのが、タバコの本数を減らす(減煙)が医療機関でもすすめられている禁煙方法だということです。これまでタバコを吸っていた人にとって、「今すぐタバコをやめましょう」と言われるよりは、「毎日少しずつタバコを減らしましょう」と言われた方が、禁煙へのハードルが低くなるのではないでしょうか。実際に、タバコが習慣化している人の多くが、ニコチン依存症になっているケースが多く、いきなりタバコを全く吸わない状況になると、ニコチン切れにより身体や精神に不快な症状が起こるようになります。離脱症状が怖いと感じる人にとって、タバコの本数を少なくすることは、禁煙のよいきっかけになるものです。 これからタバコをやめたい人にとって、減煙は取り組みやすい禁煙方法でもあります。禁煙をするために、少しずつタバコを減らそうという人は、次のステップで行っていきましょう。 タバコを減らしていくのには、まずは自分が1日にどのくらいの本数のタバコを吸っているのか知る必要があります。たとえば、タバコを1箱購入したら、1日の終わりにどのくらい残っているか確認してみましょう。タバコを吸う度に、手帳などにメモしてもOKです。 1日に吸っているタバコの本数が分かったら、今度はタバコを吸う状況について確認してみましょう。人によっては、食後や休憩中などルーチンにタバコを吸っている場合や、周りの人がタバコを吸っているから、自分もなんとなく吸ってみたという場合もあるかもしれません。 1日に吸っているタバコの本数と喫煙のきっかけとなった状況が分かったら、今度はそれを参考に減煙のスケジュールを立てます。方法としては、次のものがあります。減煙の計画を立てたら、いよいよ実行です。スケジュールに決めたタバコの本数以上を吸うことのないよう、1日に決められたタバコの本数を持ち歩くようにしましょう。そのほかにも、口さみしさをまぎらわすために、飴やガムなどを持参するとよいでしょう。 タバコの本数を少しずつ減らしていくという方法で、禁煙を達成できればよいのですが、注意したいのが、そのまま減煙で終わってしまうこと。実際に、タバコの本数を減らすだけでは、禁煙できなかった…という人も多くいます。さらに、すでに減煙止まりの人の中には、「前よりもタバコの本数が減っているのだから、少しはマシだろう」と考えている人もいるでしょう。しかし、実際にはタバコの本数が少ない方が、デメリットが多い可能性もあるのです。 タバコの本数を減らしても、以前よりも有害物質を吸い込んでいる危険性があります。その理由は、タバコの本数が減ることで、無意識のうちに深く吸い込んだり、最後まで吸うようなクセがついてしまうこと。タバコの本数を減らしても、無駄なく吸うようになることで、かえって有害物質を取り込む量が増えてしまったという調査結果もあるほどです。 タバコを少しずつ減らすという方法は、タバコを吸ってから次のタバコを吸うまでの時間ができます。人によっては、時間のあいたタバコの1服はよりおいしく感じることに。減煙から禁煙をするはずだったのに、「あともう1本だけ」と、タバコが最後までやめられなくなる可能性もあります。 禁煙でタバコの本数を減らしていくという方法で注意したいのが、離脱症状が強く起こる可能性があること。今まで1日にタバコを20本吸っていたのを、10本や5本と減らすと、それだけ次のタバコまでの時間が長くなります。タバコの離脱症状は、イライラしたり集中力がなくなったりと、さまざまな症状が起こりますが、一定期間を過ぎれば症状は消えていきます。しかし、タバコの本数を減らしていく方法では、ニコチンの供給が途切れないので、いつまでも離脱症状に苦しむ可能性もあるのです。1日に予定していたタバコを吸えば、一時的に離脱症状はおさまりますが、タバコを吸うまでの時間に、離脱症状が強く現れて、ふつうに仕事や勉強することが困難になる可能性もあります。 現在タバコを吸っている人にとっては、今すぐ完全に禁煙するより、タバコの本数を減らすなどして少しずつ禁煙をする方が簡単だろうと考える人が少なくありません。しかし、完全な禁煙を行った方が、禁煙の成功率は高くなるといわれています。イギリスで行われた禁煙方法と禁煙の成功率に関する調査では、次のことが明らかになりました(※1)。この結果を見てみると、タバコの本数を減らす方法よりも、すぐに禁煙をする方が禁煙の成功率が高いことが明らかになりました。また、禁煙は継続することですから、1か月の禁煙をしている人の半分の割合が、半年後に再びタバコを吸うようになっていることも分かりますね。一方で、成功率に差こそあるものの、すぐに禁煙をする方法でも、タバコを少しずつ減らす方法でも、禁煙に成功している人がいるのは事実。禁煙をするには、自分に合った方法で行うことが大切になります。 これから禁煙したい人で、今から完全にタバコを断つ決心ができないという人は、タバコの本数を減らしていくという減煙を行ってみてもよいでしょう。ただし、減煙は健康へのデメリットがあるため、ダラダラと行わずに期間を決めて行うことがポイントになります。もちろん、禁煙を決意したその日から、タバコを一切吸わないという方法もあります。タバコの本数を減らす方法は、ライターや灰皿があるなど、タバコを吸える環境のままであることも事実、かなり強い意志がないと、禁煙につながる行動ができない可能性もあります。そのため、人によってはいっきに禁煙をした方が、成功しやすくなる人もいるでしょう。 よく聞く「タバコの本数を減らす」という禁煙方法は、禁煙へのハードルを低くしているように見えます。しかし、実際には、タバコを吸える環境を保ちながら禁煙をしなければならず、禁煙を成功させるのが難しくなる可能性も。減煙をしながら禁煙をしたいという人は、タバコの本数を減らすことで、健康上のデメリットが増えることも理解したうえで、期間を決めて行うようにしましょう。引用:※1:ファイザー すぐ禁煙.jp / http://sugu-kinen.jp/learn/method/この投稿は役に立ちましたか?ミュージシャン 清春がプロデュースの新型電子タバコが登場!人気記事 禁煙するのに「タバコの本数を減らす作戦」は有効ではない. 禁煙を開始するタイミングと準備. 喫煙は健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
2020年に開催される東京オリンピックに向け競技場整備に関するニュースが連日放送されている中、日本の喫煙対策も進められています。 医療監修:株式会社とらうべ タバコの本数を少しずつ減らしていくという方法で、禁煙を達成できればよいのですが、注意したいのが、そのまま減煙で終わってしまうこと。実際に、タバコの本数を減らすだけでは、禁煙できなかった…という人も多くいます。
タバコの健康への影響は、もはや...2016/11/25 12:00掲載【タバコ】もっと見るスポンサーリンクページの先頭へ戻るCopyright © Mocosuku All Rights Reserved. あなたは1日に何本の吸う本数が多い方は、しかし、禁煙とまではいかないものの、そこで、今回の記事ではタバコの本数を減らすと目次からササッとチェックタバコを減らすのであれば、勿論、タバコを減らす事で得られる効果やメリットは大きいものですが、正直な所、そこでまずは、タバコの本数を減らすとタバコの本数を徐々に減らしていく事によって、これはですので最終的にタバコの本数を減らしていく事によって、ただ漠然と減らすだけでは、しかし、タバコを減らすのをきっかけにですので、タバコの本数を減らす事によって、そして、健康意識が高まってくると、結局のところ、タバコがもたらすメリットよりも実はそれに気付いてタバコの本数を減らしたいと思っているのであれば、続いては当然ながら、やはりタバコを吸う事よりも吸わないメリットの方が大きいのは事実です。簡単にではありますが、最も考えられるメリットはやはり喫煙する事で発生する健康へのリスクや身体への影響は、自分が思っているよりも特にまた、この健康面でのメリットはタバコの本数を減らしたり止めたりする事で、タバコを1箱500円、それを1日1箱365日購入していたとして、金額の総計はそれが何年も続くと…と考えれば、また、芸能人の喫煙者の方々はいつまでも美しく若々しい見た目をしていらっしゃるので、にわかには信じ難いかも知れませんが、芸能人の方は特別であると考えてください。一般人が何の処置もせずに長年喫煙していれば、確実に顔や肌にそれが現れてきます。人間誰しもいつかは老けるものですが、その最近は美容への関心も特に高まっていますので、さて、それではタバコの本数を減らす事の効果やメリットも分かった所で、実は今はタバコを減らすのにそろそろ来ますよね、しかし逆に言えば、ちょっと苦しくなるこれからの時期だからこそ、タバコの本数を減らす決心をされてみてはいかがでしょうか?タバコの本数を減らす方法としては、20本入りの買ったそのままのケースを持ち歩かず、決めた本数だけ携帯する事で勿論、途中でなくなったからといって無理に減らす必要はありませんので、持ち歩く本数だけでなく、今まで1日20本だったのを但し、慣れてくれば徐々に本数を減らす様にすれば、なるべくストレスなく減煙ができるかと思います。タバコの本数を徐々に少なくすると共に、置き換えるものは例えばもしタバコと一緒にコーヒーを楽しんでいた方は、タバコを想起させるきっかけともなるので、また、タバコの他にという訳で、この記事ではやはりタバコを続けるメリットよりも、タバコを減らしたり止めたりする効果やメリットの方がタバコを減らすか減らさないか、それはあなた次第ではありますが、趣味は読書をしたり自分でも何か書いたり。独特の感性があるとよく言われます。そんな自分にしか書けないような視点や文章を模索しつつ、皆さんへのお役立ち情報をお届けできたら幸いです。 それでは、禁煙すると肺はもとに戻るのでしょうか? タバコが...2017/10/15 18:30掲載 さあ遂に禁煙への挑戦があと少しで始まります。不安かもしれませんが大丈夫、そんなに簡単には失敗しません。簡単な禁煙法は今までの禁煙法とは違います。貴方をタバコの魔の手から救ってくれるのは根性では無く知識と認識です。 執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 本数の少ない喫煙であっても、非喫煙者と比べれば、全部位のがんや死亡のリスクが確実に上がるということを表しています。 禁煙は「本数を減らす」「軽いたばこに変える」という方法では成功にはほど …