アベノミクスの「三本の矢」とは、戦国時代の長州(今の山口県)の大名、毛利元就が三人の息子たちに諭したという「三本の矢」にちなみ、経済政策の柱として、以下の3つを掲げたものだ。 コロナ感染再拡大、どうなる日本!!全国で791人のコロナ感染者で最多となる。今日から4連休、本来なら東京オリンピックが始まるところだったのに、この静けさ。な…
ironna編集部 アベノミクス 金融・経済 選挙 「アベノミクスの宴は終わった」。民進党の岡田克也代表が政権批判をしきりに繰り返している。確かに、ここ最近は円高が進んで株価も下がり、日本経済の先行きが怪しくなった感は否めないが、本当のところはどうなのか? 以前からアベノミクスは成功か失敗か世間では議論されてきましたが、自分自身以前まではアベノミクスが成功なのか失敗なのかはまだわからないという考えだったのですが、ここ最近の経済指標などを見てアベノミクスは失敗したと、はっきり確信しました。 未来地図の政治経済の基礎知識 記事詳細 (最終更新日:2020.6.16)政治の話になると必ずといっていいほど耳にする「アベノミクス」。テレビや新聞などでは失敗しているという意見もよく見られますが、実際のところどうなのでしょうか。目次アベノミクスとは、安倍総理大臣が主導している経済政策の通称です。アベノミクスは「3本の矢」と呼ばれる3つの政策を軸にデフレを脱却して景気回復することを目的としています。3つの政策とは、「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」のことです。金融政策とは、日本銀行が景気を安定させるために行う政策のことです。社会に出回るお金の量や金利を調整したり、株や国債を売買したりします。アベノミクスでは、景気が良くなるまでお金の量を増やし続けることで強制的にデフレを脱却するという、大胆な金融政策が行われています。アベノミクスでは公共事業を積極的に行うことで、仕事を増やし、景気回復を目指しています。税金を調整したり公共事業を行ったりすることで、お金の流れを生み出し、景気の安定を図っています。景気を回復するためには、企業が工場などの設備を積極的に導入する必要があります。アベノミクスでは、企業による設備投資(民間投資)をうながすために、成長が見込まれる産業への融資規制を緩和することで、民間投資を行いやすくしています。こちらの記事ではアベノミクスについて詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。アベノミクスはデフレ脱却の政策として期待され、長年に渡って行われているにもかかわらず、失敗しているという声があげられます。アベノミクスによる金融政策を行っているにもかかわらず、日本経済はデフレから脱却できない状況が続いています。しかし、デフレとなった原因の解決をせずに、金融政策のみで問題を解決しようとしたため、所得と消費のバランスが合わず、格差が広がる原因にもなりました。日本銀行が金融政策でお金を増やすと円安になり、円安になると輸出産業が多くの利益を得られるようになります。そのため、大企業では景気がよくなっていると感じている企業が多くあります。しかし、中小企業では景気がよくなっていると感じている企業は少ないです。アベノミクスは大企業にとっては恩恵がありましたが、中小企業にはその恩恵が行き届いていないといえます。アベノミクスの恩恵が中小企業に行き届かないのは、アベノミクスが「トリクルダウン」という考え方をベースにしているためです。しかし、トリクルダウンは本当に正しいかどうか立証されておらず、否定的な結果も出ています。日本全体の景気回復を図るための政策であるはずのアベノミクスですが、そもそも前提が間違っている可能性も考えられるわけです。アベノミクスは日本銀行による金融政策や政府による財政政策など、マクロ経済学に基づいた経済政策です。しかし、実際に理論通り上手くいくとは限りません。そこで、アベノミクスが成功したのか、失敗したのか、実際のデータを元に考えてみましょう。内閣府が発行した「また、15歳から64歳の生産年齢人口が減っているにもかかわらず、就業者数は増加していますし、企業の倒産件数や失業率も減少しています。つまり、データで見るとアベノミクスは確実に成果を出しているといえます。データを見るとアベノミクスは、確かに成果を示しています。アベノミクスの影響で国内総生産や企業収益が増えていますが、最終的に国民の豊かさにはつながっていません。実はアベノミクスにより、賃金は少しずつ上昇しています。しかし、賃金の上昇以上のペースで物価が上昇してしまっています。つまり、名目賃金は上がっていますが、消費者物価指数も上がっているので、国民はアベノミクスの成果を実感できないのです。アベノミクスの成果について考察している記事もあります。よろしければぜひご覧ください。アベノミクス開始から7年ほどたちましたが、国民が景気の回復を実感するレベルにはまだ達していないようですが、国内総生産や企業収益といったマクロな数値は確かに改善され、賃金も名目賃金は上昇傾向にあります。アベノミクスは失敗したという意見もありますが、ようやく成果が出始めてきているという見方もできます。アベノミクスの成功・失敗を判断する時は、政策がまだ継続中であることを考慮しなければなりません。このままアベノミクスを続けて確実に景気がよくなる保障はありません。しかし、失敗したと断定するにはまだ時期が早いといえるでしょう。今後の日本では消費税増税やオリンピックなど、経済に大きな影響を与えるイベントが控えています。こういったイベントがアベノミクスにどう影響するかを踏まえて、今後の動向を注意深く見守っていきましょう。アベノミクスは、3本の矢を中心に大きな注目を集めています。アベノミクスはまだ継続中です。今後は日本経済に大きな影響を与えるであろうビッグイベントが控えています。アベノミクスが成功するのか失敗するのか、今後の動向に注目しましょう。こちらの記事では、アベノミクスを主導している安倍総理の任期について紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。『未来地図』では、TwitterとFacebookからも情報を発信しています!最新記事の投稿をお知らせしたり、記事にはない「時事ネタ」についても書いています。ぜひご覧になって、フォローしてくださいね♪(最終更新日:2020.6.16)政治家の給料はいくら?国会議員・地方議員・外国の議員の詳細を調査(最終更新日:2020.6.16)選挙に行かないとどうなるか解説!メリットとデメリットは?(最終更新日:2020.6.16)議員年金が復活する?制度の概要や廃止された理由についても解説(最終更新日:2020.6.16)年金の仕組みはネズミ講と同じ?年金制度と問題点も併せて解説(最終更新日:2020.6.16)クールジャパンとは?戦略の狙い・見直し案・今後の課題などを紹介(最終更新日:2020.6.16)子供7人に1人が貧困って本当!?日本の現状と対策COLUMN RANKINGRANKING無料会員限定無料会員登録されている方はARTICLECATEGORYABOUTCopyright© 未来地図 , 2020 All Rights Reserved Powered by アベノミクスによって株価は上がっているが、消費税増税もあり やはり景気は落ち込んでいます。 これは、アベノミクスは失敗する予兆であると思います。 その原因や理由は何なんでしょうか。自民党は何を考えているのでしょう。 当然、責任はとってもらいたいですね。
戦争すれば人が死ぬが、まだ戦争を始めていない日本で、経済的な貧困のために多くの人々が死につつある。安倍首相は政治の優先順位を見失ったように思えてならない。(『安倍首相は、2012年12月26日の就任直後からアベノミクスとして「アベノミクスの「三本の矢」とは、戦国時代の長州(今の山口県)の大名、毛利元就が三人の息子たちに諭したという「三本の矢」にちなみ、経済政策の柱として、以下の3つを掲げたものだ。量的緩和とは、中央銀行が金融商品などを購入することにより、市場に資金を供給するものだ。日銀は後に購入商品の種類や年限を広げることで、これを量的質的緩和と呼んだ。一方、本来の質的緩和を意味する利下げは、それまで政策金利と呼ばれてはいたものの、ほぼゼロ金利が続き、もはや緩和の余地がなくなっていた銀行間翌日物無担保金利の誘導目標をなくしたため、2013年4月から2016年1月までは政策金利がない状態が続いていた。そして、同月に金融機関が日銀に預ける当座預金の金利をマイナスとすることで、政策金利とした(毛利元就の「三本の矢」は、矢が一本ずつでは簡単に折れてしまうが、三本束ねることにより、折れない強力なものになると、三人の息子たちに協力し合うように諭したものだ。では、アベノミクスの「三本の矢」はどうか?また、マイナス金利政策では短期金利市場を機能不全にし、長期安定運用の柱となるべき国債の利回りが10年国債までマイナスとなるなどの他、貸借市場を含め、加えて、株価ETFの買い入れでは、そして、黒田総裁は金融政策の効果を過信してか、財政に対してはNext: この記事が気に入ったらMONEY VOICEの最新情報をお届けします。