pas(過ヨウ素酸シッフ)反応は、多糖類(グリコーゲン ... 染色例 pas反応 サル肝臓 ラット肝臓 イヌ腎臓 ラット腎臓 イヌ腸管 サル腸管.
x 160. x 64. H-E 染色.
しかし、脳グリコーゲンの詳細な分布は細胞レベルでも組織レベルでも明らかになっていません。その理由は、肝臓や筋肉のグリコーゲンに比べて脳グリコーゲンは微量しか存在せず、標本を作製する段階でグリコーゲンが分解されてしまうからです。若齢マウスで観察されたモザイク状に分布したグリコーゲンが、老齢マウス(1年齢、1.5年齢、2年齢)では薄くなるかまたは消失していた。また、1年齢マウス脳の黄色矢印で示した白い部分は、分解されない異常グリコーゲンを示している。異常グリコーゲンは加齢とともに増加していくことが分かる。スケールバーは500μm。共同研究グループは、マウスの脳にマイクロ波を照射することにより、グリコーゲン分解酵素(グリコーゲンの末端を切断しグルコースを生み出す酵素)を含む脳の酵素活性を瞬時に不活化させ、生体脳のグリコーゲンを保存するという特殊な固定法を用いました。さらに、この固定法と抗グリコーゲン抗体による免疫組織染色法を組み合わせることで、細胞内の微小な構造(ミクロレベル)から脳全体の大きな構造(マクロレベル)までの観察が可能になりました。この方法を用いると、グリコーゲンのみを可視化できるという大きなメリットがあります。また、分子量に関係なくすべてのグリコーゲン量を測定したところ、若齢マウスと老齢マウスではほとんど差がなかったことから、分子量が大きいグリコーゲンが加齢によって消失することが分かりました。さらに、老齢マウスでは分解されずに蓄積している異常なグリコーゲンが多数観察されました。そこで共同研究グループは、従来の固定法とは全く異なる手法で脳グリコーゲンを保存する技術を開発することにしました。また本研究では、加齢によるグリコーゲンの貯蔵の変化を可視化することに成功しましたが、加齢は認知機能とも深く関わっています。特にアルツハイマー病は近年第三の糖尿病とも呼ばれており、脳の糖疾患という考え方が脚光を浴びています。多糖であるグリコーゲンは糖疾患(糖尿病に代表される糖代謝の異常によって生じる疾患)との関連も深く、今後は、アルツハイマー病をはじめとする脳疾患との関連についても研究を進めていく予定です。グリコーゲンは、肝臓や筋肉で合成され蓄えられているエネルギーのもととなる多糖で、脳にも貯蔵されていることが知られています。最近では、グリコーゲンは通常時における脳活動のエネルギー源としてだけでなく、記憶の定着という重要な脳活動にも関わることが明らかになってきました。脳グリコーゲンは、記憶の定着などに重要な役割を果たすことが示されており、本成果は、記憶などのプロセスにおける神経細胞とグリア細胞の相互作用の研究に貢献すると考えられます。また、糖疾患と認知症の関連が近年指摘されていますが、今後、加齢に伴う脳グリコーゲンの分布変化とアルツハイマー病に代表される認知症との関連を調べることにより、認知症の発症メカニズムの解明に役立つと期待できます。中央:白い部分がアストロサイトを示している。大きく丸い部分が細胞体、その周りに星状に突起が出ている。海馬と線条体を観察したところ、グリコーゲンを多く貯蔵しているアストロサイトと、貯蔵していないアストロサイトが存在することが分かりました。アストロサイトは、お互いが重ならないように配置していることが知られていますが、グリコーゲンは、免疫組織染色法により濃く染色される細胞と、ほとんど染色されない細胞が隣り合い、モザイク状に分布していることが明らかになりました。濃い青がより多くのグリコーゲンが存在することを示している。海馬(1)と小脳分子層(4)にグリコーゲンが最も多く存在し、次に線条体(3)と大脳皮質(2)が多い。本研究は、文部科学省新学術領域研究「グリアアセンブリによる脳機能発現の制御と病態」とHFSP研究グラントの支援により行われました。本研究では、新しい手法によって正確な脳グリコーゲンの分布を明らかにし、グリコーゲンが特にシナプス可塑性、記憶の定着に関係している脳領域や細胞内構造に局在していることを示しました。これは今後、神経とグリア細胞の相互作用を研究する上で重要な基礎的な知見だと考えられます。当サイトは、Javascriptを使用しています。Javascriptを無効にして閲覧した場合、コンテンツが正常に動作しないおそれやページが表示されない場合があります。当サイトをご利用の際には、Javascriptを有効にして閲覧下さい。右:ニつの写真を疑似カラーで重ね合わせたもの。アストロサイトの特に突起構造にグリコーゲンが豊富に存在していることが分かる。スケールバーは20μm。 12-002 膵臓. 12-43 膵臓 … 12-39 胎児の肝臓2. H-E 染色.
12-37 肝細胞内のグリコーゲン. ヒト. ウサギ. H-E 染色. H-E 染色. PAS 染色で染色性がほとんどないという特異な組織化学所見 であった(図 3).グリコーゲン合成系の異常が示唆され,筋 組織のグリコーゲン含量は 0.03%wet weight(0.94±0.55)と グリコーゲンの枯渇が明らかで,グリコーゲン合成酵素は 0.9 基底膜. x 40. サル. 12-42 膵臓概観1. 細胞や組織の糖鎖を染色し、好中球、基底膜、グリコーゲン、好酸球などが赤色に染まる。 PAM染色:periodic acid meth-enamine silver (過ヨウ素酸メテナミン銀)の略。�
12-41 胆嚢の上皮. サル. ベストのカルミン染色. x 2.2. PAS 染色 (Periodic acid-Schiff staining) は、 グリコーゲン 、糖タンパク質、プロテオグリカン、セルロースなどの carbohydrate macromolecules を検出するために一般に使われる組織染色である。
H-E 染色. PAS染色は、光学顕微鏡を用いたマクロレベルの観察は可能ですが、グリコーゲン以外の多糖類や糖鎖なども染色してしまうという欠点がありました。 x 160.
ヒト. 12-38 胎児の肝臓1. ヒト.
12-40 胆嚢横断全景. x 2.2.
5 染色例 pas反応 サル肺 ウシプルキンエ線維 サル房室結節 サル房室結節拡大 サル蝸牛 サル蝸牛拡大.