熊の狩猟方法 !熊の狩猟許可をとる方法とは? 各都道府県で年に複数回申請することが出来ます。 狩猟許可証は四種あります。 散弾銃やライフル銃を使う方法、空気銃、罠、網猟の四種類があります。 熊など大型動物の狩猟は銃による狩猟が主になります。 こんにちは、おしま狩人です。猟に興味がある、アニメや漫画でサバイバルな狩猟ライフにあこがれるという人が最近増えています。ぼく自身今年で猟師2年目になりますが、狩猟の面白さにどっぷりと浸かっています。狩猟にはとても多くの種類があるため、ハンタ
特に罠や空気銃なら、普通の人ならばかなりの確率で取得出来るでしょう。さすがに散弾銃を持つとなると、審査から何から色々と大変ですが。 ここ数年の出来事ですが『山賊ダイアリー』などの「狩猟系漫画」の影響なのか、珍しく狩猟免許を取得する人が増えているそうです。そうは言っても、まだまだマイナーな世界なのですが。まあ、きっかけは何であれ、年々減少してこのままだと「野生動物よりも先に猟師が絶滅する」と言われる狩猟の世界に新しく人が増えるのは、良い事かと思われます。しかし「誰にでも始められる」と言う風に紹介されると、筆者としてはちょっと違和感がありますね。そんなに手軽な趣味では無いと思うからです。確かに狩猟免許を取得して猟を始めるのは、それほど難しい事ではありません。特に罠や空気銃なら、普通の人ならばかなりの確率で取得出来るでしょう。さすがに散弾銃を持つとなると、審査から何から色々と大変ですが。そんな「狩猟」の世界ですが、どうも最近はネットの普及などで情報が簡単に手に入るせいか「一人でも狩猟は出来る」みたいな風潮がありますが、はっきり言って筆者に言わせていただくと「鳥撃ち以外は一人では無理!」とだけ言っておきましょう。確かに大物猟を一人でやっている人も居ますが、本当に「独りぼっち」でやっている人は、まずいません。稀に銃猟で超ベテランの方や、北海道でエゾ鹿猟をやっている人の中にはいるようですが。そして「罠猟なら一人でも出来る」と勘違いしてしまった結果、ネットでかじった知識で知ったつもりになり、見よう見まねで「罠猟」を始めてしまう人がいます。それがこちらの動画です。http://www.nicovideo.jp/watch/sm24670579動画には山奥でキャンプしながら「罠猟」をする様子が描かれています。そして念願の鹿が罠に掛かり興奮する様子、殺すかどうかの葛藤、決意を固めて棒を探す場面…そして、氏が棒を片手に鹿が居た場所に戻ると、そこには千切れた鹿の足首と壊れた罠だけが残っていました…動画には色々なコメントが流れています。その中には氏の行動を批判するコメントや庇護するコメントと様々で「動物虐待だ」「お前らも肉は食べるんだろ」「初めてだから仕方ない」などなど、批判する者も居れば庇護する者もいて、それぞれ好き勝手にコメントしています。筆者としては氏が一番落ち込んでいるようだし、確かに初めての大物だから仕方がないとは思います。自分が鹿を無駄に傷づけて、恐らく死なせてしまったであろう事を後悔しているのは、良く伝わります。若干、動画を盛り上げる演出なのか時間をかけて一人語りしたり、止める(殺す)為の道具を用意してなかった点など気になる事はありますが。まあ、そんなこんなでコメントをまとめると「今回は初めてだったのだから仕方がない、次への経験として生かせ」「本人にとっても鹿にとっても最悪の結果だったな」と言う事で、今回の経験を生かして次は頑張れ!みたいな感じで応援する人が多いようですね。氏も今回の経験を糧に「次は必ず仕留める」と考えているようです。筆者は罠猟はやりませんが、一応は猟師なので上から目線で今回の件について語っておきますと「お前ら、何も分かってない」って感じです。今回の動画で「死に直面した動物が、どれほど暴れるのか」を学んだと思います。自分の足を引きちぎってまで逃走する「野生動物」のチカラは侮れません。この事に関して異論を唱える人はいないでしょう。なので、普通の猟師は罠猟でも、かかった獲物が猪だったり大型の鹿だった場合には仲間の助けを借ります。鉄砲を持っている人に撃ってもらったり、ロープで絡めて動きを封じてから、止めたりするのです。ベテランの猟師ですら、危ないと思った時は鉄砲に頼るのに、素人が拾った棒きれだけで、どうにかなると思っているのでしょうか?今回の件は「最悪の結果だった」と言う流れですが、はっきり言ってあんなの最悪ではありません。本当の最悪とは「罠にニホンカモシカが掛かってしまった」と言う場合です。狩猟免許を持っているなら「ニホンカモシカ」が非狩猟鳥獣である事は知っているはずです。もしも、その「ニホンカモシカ」が自分の罠に掛かった場合、一人でどう対処するつもりなのでしょうか?正解は「仲間を呼んでロープで絡めて動きを封じて罠を外す」ですが、猟仲間もいない人は手段がありません。死に直面した動物の暴れっぷりを見れば分かりますが、あの状態の動物を「死なない程度に棒で殴って気絶させる」など不可能です。他にも「複数の罠に複数の鹿が掛かった」場合も対処出来ないでしょう。食べきれないし、持ち帰りきれない挙句、そこら辺に埋めてしまうのがオチです。何頭もの鹿を埋める穴を掘るのも重労働なので、下手をすれば埋めずに放置する輩も出てくるかもしれません。罠猟の場合は銃猟と違って「獲物を選ぶ事が出来ない」と言う事を忘れたら猟師失格です。勿論、銃猟も単独では色々と難しいのですが、それでも「撃つ、撃たない」の選択肢はあります。つまり普段は単独で罠猟をするのは勝手ですが、いざと言う時に「仲間」を呼んで事態を解決出来ないようならば、無責任に罠を仕掛けるのは止めるべきだと言う事です。免許を持っていれば簡単に罠を仕掛ける事は出来ますが、その罠に関する「責任」は全て当人にある事を忘れないで下さい。「不本意ながらニホンカモシカが掛かったけど事故なんだから仕方ない」では通用しません。自分が仕掛けた罠に非狩猟鳥獣が掛かった場合、速やかに罠から解放する義務があります。やや辛口な批評になってしまいますが、このように「何も知らない」人が気軽に罠を仕掛ける事で「くくり罠全面禁止」になる可能性もある事を忘れてはいけません。人と接するのが苦手とか、どうしても一人で自由に猟をしたいと言うのであれば、空気銃による鳥猟がオススメです。鳥ならば一人で撃って回収して捌いても余裕です。無益な殺生をする事もなく、自分に必要な分の命だけを奪う事が出来ます。もっとも、実際には「縄張り」みたいな習わしがある地域も少なくないので、新参者が好き勝手に山に入って、自由に猟が出来るかと言うと難しいとは思いますが…やはり、最初は猟友会に入って銃砲店などで先輩の猟師を紹介してもらい、少しづつ学びながら人脈を広げるのが、猟師になる一番の早道です。ある程度「顔」が利くようになれば、自分が一人でブラブラしながら鳥を撃てる場所も作れると思います。狩猟と言うと鉄砲による「誤射」や「流れ弾」の危険性がクローズアップされがちですが、実は罠に掛かった獲物の逆襲に合い負傷する猟師は少なくありません。罠猟にも、それなりのリスクがあるのです。そして狩猟をすると言う事は、害獣駆除だの食べる為だの色々な理由がありますが、最終的には「命を奪う」「殺す」と言う本質を覚悟する必要があります。ウェブサイト: TwitterID: