当然セリーグのプレーオフ導入もなかった。クライマックスシリーズという名称も生まれなかった。 2004年・2005年はソフトバンク(ダイエー)が優勝。
消化試合を行なうセリーグを尻目に、プレーオフの中継を楽しんだ数日間でした。 かく言う私は、今季からパリーグに導入されたプレーオフについて、よくわかっていなかったので、ここで改めて整理しておきます。 《プレーオフ第1ステージ》 (日本ハム3勝 ※アドバンテージ1勝を含む) (西武1勝1敗) また、本拠地開催権は、第1戦・第2戦では1位球団に与えられ、第3戦・第4戦が行われる場合は、第1ステージ勝者球団にそれぞれ与えられる事に改められた。 この年は西武と日本ハムのプレーオフで、西武が3勝1敗でリーグ優勝となりました。 2006 パシフィック・リーグプレーオフ 第2ステージ; 日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場 アドバンテージ: 福岡ソフトバンクホークス: 北海道日本ハムファイターズ: 10月11日(水) 第1戦: 福岡ソフトバンクホークス: 1-3 2005年の西武は2004年とは一転して負け越しましたが、3位だったためプレーオフ進出を果たしました。結局ロッテに敗れ第1ステージで姿を消しましたが、もしロッテ・ソフトバンクを抑えてパリーグ2連覇を達成していたら? なお、第3戦と第4戦はテレビ朝日系列で放送する予定だった。 2004年にパ・リーグがプレーオフ制度を実施し、2007年からセ・リーグも追随。 以来、クライマックス・シリーズ(CS)として定着するようになった。 今年のプロ野球界は、本当に動乱の年でした。その締めくくりに、パリーグが初めて導入したプレーオフがありました。もっとも、アドバンテージ面で、ホーム&アウェイの差だけで良いのかと言う疑問や、今後に向けての改善面は、議論の余地あると思いますが、総合的に見てのプレーオフは、今回は非常に良かった。ペナントレース終盤の3、4位争いが盛り上がったのは言うまでもなく、5ゲーム差以上が開けば、1勝分のアドバンテージと言う条件も、最後までダイエーと西武の戦い方に緊張を持たせたもので、賞賛されるべき条件だった。結果的に、3勝2敗で西武が勝ったわけですが、ペナントの最終戦でダイエーが西武に勝っていれば、ゲーム差が5ゲーム差以上が開いたわけで、そうなっていれば、プレーオフもダイエーが2勝をした時点で、優勝が決まっていたわけですから、ペナントの1位と2位の最終ゲーム差の、わずか0.5差が、プレーオフにも劇的に影響をもたらせたわけで、この5ゲーム差という基準も、非常に効果的な案であった事がわかる。このように、機構側と選手側、出来ればファンも参加して、1つの企画、新しい試みを考えて導入できれば、これからも面白い制度、システムが出来る気がして、賛成したいですね。ところで、ネットを見ていると、不満だった方が声を上げる傾向が強いので、ネットでは目立つと言う理由もあるのでしょうが、意外に多くの方が、プレーオフ制度に反対している、不満を持っている事に、正直な話し私は驚いています。確かに、シーズン前にプレーオフ制度が導入される事が発表された時、反対の声も聞かれたのは事実ですが、現在の反対、批判の声はそれを上回るもので、結果を見て怒っているとしか思えないほどの多さ。ダイエーファンが、内心納得しない理屈は、分からないでもないが、シーズン途中でルールが変わったわけでもなく、最初から決まったルールでシーズンを戦って来たわけですし、それを負けたから、「やっぱり反対」「シーズンの価値が無い」などと声を荒立てるのは、多少大人げない気はしますね。ペナントレースか、プレーオフか、どちらが優勝を決めるのにふさわしいと考えるかは、これはもはや個人の感性の差、もしくは制度に対する慣れの問題もあるでしょう。そもそも、ペナントが1位だったダイエーが優勝出来なかった事で、「1位のチームが優勝出来ないのは、やっぱりおかしい、ペナントの意味がなくなる」という意見も聞かれますが、私から見ればそりゃ当たり前です。そもそも、プレーオフとは1位だろうが3位だろうが、プレーオフに出場できる全てのチームに、優勝できるチャンスを与える事であり、今回のNPBのように、1位のチームにはかなりのアドバンテージがあったにもかかわらず、1位のチームが優勝を逃してしまう、不利な条件で逆転優勝をする可能性がある、そこに、プレーオフを導入する意味があるのですから、1位が優勝できなかったからおかしい、と言った感じに受け取れてしまうような言い方は、プレーオフそのものを理解していないと言っても、過言じゃないでしょうね。私は、以前からアメリカスポーツで、MLBはもちろん、NFLやNBAなど好んで見てきた事もあり、プレーオフには全く違和感などなく、むしろ導入にはシーズンの変化をもたらせるので、大賛成であり、個人的には以前から導入するべし、と言う考えでした。 長い間戦って、チームの成績を決めるペナントレースの意義は、プレーオフを導入してもそれ自身、何ら色あせることはない、私はそう思っています。つまり、ペナンとレースの意味がなくなる、そう感じるのは、あくまでも見ている人、ファンの方で、そのように見てしまうからだと思います。今年のパリーグも、例年なら7月の時点で、3位以下のチームは消化試合になってしまい、なんら、緊張感も意味もない試合が3ヶ月ほど続いた事でしょう。プロ野球、パリーグを盛り上げるのに、最後まで選手もファンは諦めない、そんな試合が出来るのですから、制度的には何が悪いのか、個人的にはさっぱり分からない、と言いたい気はするんですね。(笑) あと、余談ですが、私がプレーオフに賛成する理由は、もう一つあります。ネットでは、プレーオフを導入するなら、セリーグもやらなければ不公平なだけ、意味がないと批判する人もいますが、セリーグも導入するのが、私はベストだと思ってはおりますが、今年の選手会のストがあるまでは、セリーグは読売人気にオンブに抱っこでここまで上手くやってきて、何ら自分達で変革をしようとも、パリーグに対し歩調を合わせようともしてきませんでした。もちろん、セパによる交流戦でもセのオーナーの反対で実現せず、放映権料の話しも含めて、いろんな案がパリーグから出されてきましたが、その都度、危機感を持たないセリーグのオーナーに無視されてきたわけです。その中で、パリーグだけでNPB規約に違反しない形で、新しい試みを行ってきたパリーグの評価をしているからです。 (日本ハム2勝 ※アドバンテージ1勝を含む) この年は阪急とロッテのプレーオフで、ロッテが3勝0敗でリーグ優勝となりました。 2005年の西武は2004年とは一転して負け越しましたが、3位だったためプレーオフ進出を果たしました。結局ロッテに敗れ第1ステージで姿を消しましたが、もしロッテ・ソフトバンクを抑えてパリーグ2連覇を達成していたら? TB返し&コメントどうもです。投稿: グーパパ | 10月 26, 2004 09:16グーパパさん、どうもありがとうございます。私もプレーオフに関しては、多くの他の人の考えを聞き、いろいろ考えさせられました。しかしながら、こんなのは夢物語。ウェーバー方式、サラリーキャップ、FA、放映権一括管理など、規模は違いますが、大リーグやNBAやNFLなどで、興行的に成功している方式もありますし、ファンも支持するやり方もあるのに、何ら前進も改革もしないNPBに、幻滅の繰り返しですね。まぁ、難しいのは分かっていますが、難しいからこそ、理想なんですけど。(笑)投稿: パリーグのプレーオフ、ゲーム差を勝利数プラスではなく、投稿: TM | 12月 06, 2004 17:29 だから、ダイエーがどうこうではなく、結論からいえば私はプレーオフは始めから反対です。なんのために136試合してきたんだ???それなら最初からトーナメントで優勝決めればいいじゃん(笑)。それやったら年に何回も優勝ティーム作れまくるで(笑)まあ価値がなくなるだろうが・・・・・投稿: 田澤 | 9月 19, 2005 13:57田澤さん、コメントどうもありがとうございます・・・って、古い話題にくれましたねぇ。136試合も何のためにやるのか・・・それは長丁場のペナントレースの戦い方で、まず順位を決め、次にプレイオフで短期決戦+トーナメント形式で真の年間チャンピオンを決める、そう思えば良いと思いますけどね。(笑)大リーグは、全30チーム中、8チーム(26.7%)がプレイオフに進出。NBAなど、11月開幕で、4月中旬まで戦って、半分以上がプレイオフに進出します。(笑)半数がプレイオフ出るとは・・・と言う数が気になるのは、単にこのシステムに慣れていないだけだと思いますよ。投稿: あんた経営者だろ?投稿: | 10月 01, 2005 16:15↑に続く1位をとっても、2位や3位のチームに優勝をさらわれるのは不公平だ、ズルイという意見も聞かれますが、それを言うなら、シーズン開始前からプレーオフは決定されていたわけですから、ズルイと言われるならご自身でその方法、自分達が2位や3位になって、最後で逆転優勝する戦法を選択すれば良かったのです。とありますが、わざと2位に落ちたり、わざと負けるなどが頻繁に起きる可能性を持つペナントの価値が落ちていないとはどういうことでしょうか?負けていい試合などあってはいけないと思うのが倫理でしょう。投稿: あsdg | 10月 01, 2005 16:52あsdg さん、コメントありがとうございました。ただ、次回は名前をもう少しきちんとした物にしてね、レスを返すにも呼びかけられないよー。(笑)記事が1年前のものですので、あsdg さんのコメントをきっかけに、また今年もプレーオフの季節なので、新しく記事にします、読んで下さい。投稿: 毎年、ホークスだけがいじめられてるようで投稿: 圭輔 | 10月 17, 2005 22:01圭輔さん、コメントありがとうございます。今は、ダイエーが負けた事もあって、感情的に怒ったホークスファンが、方々で「プレーオフ否定」を激しく行っておりますので、しばらくは静観しておきます。(笑)(笑) ホークスファンから見ればそうでしょうな。ただ、昨年度と言い、今年のプレーオフと言い、あれほど密度の濃い試合を見せられた、見られた事は、感謝すべきですよ。ヘタクソ同志の1点差じゃない、優勝を争う密度の濃い試合でした、悔しい気持ちも分かりますが、もったいないなー。投稿: やっぱり今のプレーオフはおかしい。投稿: papa | 10月 18, 2005 12:24そもそもプレーオフ自体の存在が愚である投稿: 正義 | 10月 18, 2005 17:44昨年の記事にコメントが多いと言うことは、どこかにリンクされているんですね。(笑)今年も書いたのでよろしく。基本的には、あちらも同じリーグ内では総当たりなので、構図はパリーグとほぼ同じですね。(交流戦で、対戦相手が違うけど)つまり、地区優勝だから良いというのは、パリーグも西日本地区優勝ホークス、中日本地区優勝マーリンズ、東日本地区優勝ファイターズ、で、ワイルドカードでライオンズの4チームでやれば良かった、と言う理屈と同じだけど、これで許せる?でも、それじゃ今度はチーム数が違うとか言うんですよね。(笑)真剣に考えているファンの方が、バカを見る状況でしたからねぇ。欲を言えば、プレーオフに慣れていないホークスが、1試合目から気持ちで乗っていけず、気迫でマーリンズに劣っていた事かな、そこが最後の勝敗の差に繋がったと思うけど。投稿: 正義さんここは、2chのような掲示板じゃないので、ブログのコメントに、書き捨ては止めて欲しいな。存在が愚かだと思うのであれば、理由を書いて欲しいものです。今年も書いたので、正義さんもpapaさんのように、意見をよろしくね。投稿: この記事へのトラックバック一覧です: 受信: 10月 13, 2004 08:41受信: 10月 24, 2004 08:59受信: 10月 24, 2004 20:09